「まさかあのドラマで“女優一本”を決断?」と、人々が一斉にのけ反ってしまったようだ。
元TBSアナの田中みな実が、8月14日に有村架純や戸田恵梨香などトップ女優が所属する事務所「フラーム」に移籍することになったことが同事務所から発表された。
「ただ、前事務所とは違って、フラームは全員が女優の事務所でもあるために、移籍報道を見ると、女優一本で行くことを決断したという観測がほとんどです。実際、ゆくゆくは女優として大成したいという気持ちがあるのは間違いないでしょう。確かに前の事務所に在籍し続ければ、仕事は引く手あまたでも、これまでのようにバラエティタレントとして語りつくされたような恋愛論をトークさせられたり、あと数年間ぐらいはファッションリーダーとしてチヤホヤされるかもしれませんが、本人にも、それ以上の展望が見えなかったのかもしれません。どちらせよ、元女子アナとしては思い切った決断ですね」(女性誌ライター)
とはいえ、世間の人たちが即座に懸念したのはやっぱり「女優一本」で大丈夫かということだ。女優としての田中といえば、最近で印象に残っているのは何と言っても、浜崎あゆみの自伝小説を原案としたドラマ「M愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)での秘書・礼香役。主人公のアユに対し、あらゆる手を使って嫌がらせをするアイパッチを付けたキャラが確かに話題を呼んだが…。
「報道でも、この『M』への出演がターニングポイントとなり、女優業をまい進したくなったというものでした。ですが、あのキャラクターはエキセントリックなドラマの中にあってあくまでキワモノでした。世間の人たちの声からも、あのドラマで女優業に目覚めたというなら『ものすごい勘違い』という声があふれてます」(前出・女性誌ライター)
SNS上の声を少し拾ってみても、主に女性と思しきネット民から「演技は学芸会レベル。あのドラマだから許されただけ」「顔も年齢も演技も全部中途半端なのに女優一本ってマジ?」「好きなドラマにキャスティングしないでほしい」「あの眼帯をした女で見切り発車ですか…」といった意味の声が続々とさんざんな言われようだ。
「最近はテレビに出すぎ、売れすぎで、女性誌のコスメ記事などでも『田中みな実使用』のキャッチコピーにが多すぎるという声も増えているとも聞きます。そういう意味では完全に飽きられる前に方向転換はありかもしれません。ただ、年齢的に可愛いだけでは勝負はできないはず。あとは、女優・田中みな実像を本人がどう考えているかによるのかしれません」(前出・女性誌ライター)
ただ、局アナからタレントへの転身は誰の目から見ても大成功といえる田中。それだけに、女優としても大きなポテンシャルは確かに秘めているかもしれない。これから見返せるか。
(小机かをる)