「とても残念な思いでいます」
女優の吉永小百合が、9月11日に行われた来年公開の主演映画「いのちの停車場」の撮影現場会見で、法律違反の薬物を巡る取締法違反の疑いで9月8日に逮捕された伊勢谷友介容疑者について口を開いた。
伊勢谷は同映画に主要キャストの1人として出演しており、撮影に臨んだのは逮捕2日前の6日だった。
いつもは柔和な笑顔の吉永だが、この日は会見当初からうつむき加減で表情も硬いように見えた。吉永は伊勢谷について「初共演なんですけれど、2人で対峙してセリフの応酬もありました。私は伊勢谷さんとやって、良いシーンが撮れたと思います」と撮影時を振り返った。
続けて「今回のことを報道で知って、残念な思い」と心情を吐露し「事実がわからない部分がありますが、帰ってきてほしい」と述べた。
この発言に対しネット民は「吉永小百合がこんなコメントしちゃ駄目でしょ」「厳しい発言ができないなら、せめて黙っておいてほしかった。ひたすら残念」「大女優なら、その影響力も大きい。『罪を犯したことを自覚し、社会に対して償ってほしい』くらいのひと言がほしかった」「大御所だからこそ、薬物使用に関してもっと厳しい意見を言って然るべきである」などの厳しい意見が噴出した。
「罪を犯してもなんとなく復帰できるような印象の芸能界に対し、世間は“甘い”と思っている。その気持ちが、吉永に対してもぶつけられたのでしょう」(芸能ジャーナリスト)
時に、政権に対して厳しい苦言を呈することもある吉永。今回の発言で、吉永に対して“厳しく”“残念”な声が向けられてしまったようだ。