法律違反の薬物を巡る容疑で起訴された俳優の伊勢谷友介被告の初公判が12月1日、東京地裁で開かれ、即日結審した。検察側は懲役1年を求刑したが、一方の弁護側は執行猶予付きの判決を求めている。判決は12月22日に下される。
検察側は伊勢谷被告が薬物を継続的に使用していたことを指摘。「再犯が懸念される。厳罰に処す必要がある」として懲役1年を求刑したが、弁護側は再犯の可能性を否定した。
伊勢谷被告は被告人質問で「今日まで支援してくださった方々を裏切ることになり、申し訳ないと思っています」としたうえで、もう二度と法律に違反するようなことはしたくないということを明言し、薬物との関係を断つことを誓ったが、一方で、薬物の入手先については、逮捕される2~3日前に知人から約20グラムを約10万円で購入したと説明。知人が誰なのか問われると「僕としては誰かを傷つける犯罪だとは思っていない。知人を世の中にさらすことが必要だとは思えない」と頑なに口を閉ざしたのだ。
伊勢谷被告のこのような態度に、ネット上では、「なに都合のいいこと言ってんだ。伊勢谷がしゃべらなければ、他の誰かが薬物を手にすることになるかも知れないだろ」「売人を野放しにするのは、売人に加担する行為。もっと重罪にしたほうがいい」「入手先を明かしても明かさなくても量刑は大して変わらないんだろうけど、印象最悪だよね。もう芸能界追放だろ」「その知人をゲロったら自分が危ないんだろ。しゃべりたくないならしゃべらなくていいから、もう二度と人前に出てくるなよ」などと非難轟々だ。
伊勢谷被告の薬物使用は長期にわたり、入手先は反社会的勢力の可能性も高い。仮に執行猶予付きになったとしても、今のままでは芸能人としてのイメージは堕ちたまま。確かに、このまま芸能界から弾き出される可能性もあるかもしれない。
(ケン高田)