嵐の「年内いっぱいでの活動休止」を改めて印象付ける2つの出来事が立て続けに起きた。まず、9月10日、日本テレビが10月期番組改編説明会を行い、「嵐にしやがれ」の年内放送終了を明らかにした。フジテレビも9月7日の10月改編記者発表会で「VS嵐」について担当者が嵐の年内活動休止を受けて「最後まで一緒になって番組を盛り上げていきたいと思っています」と話した。
「8月に冠番組が番組名を変えて継続され、大野智以外のメンバーが引き続き出演するという一部報道があり、活動休止延期を求めるファンを喜ばせたばかり。何でも、番組存続がメンバーの総意として伝えられ、リフレッシュして芸能界に戻ってくる大野のための居場所をキープするための措置であるという話でした。確かにどちらも常時2ケタの視聴率を稼ぎだすドル箱番組。長寿番組でもあり、スポンサーとの兼ね合いもあって、調整に入っているということだったんですが…」(テレビ誌記者)
だが、それはとんだぬか喜びに終わりそうな気配なのだ。日テレでは「フィナーレに向けて最大限に盛り上げると共に、最終回はスペシャルな内容にするべく準備中」とコメント。ラストに向けてスタートしたことを明らかにし、後番組についても、調整中として明らかにしていない。
「毎年、日テレのお正月番組はTOKIOと嵐の冠番組を合体させ、様々な企画で楽しませてくれた。フジテレビも嵐の出演したドラマや映画、特番を一挙放送する“嵐の日”を作ってファンサービスしてきました。来年の正月にはもうそれが見られないのかと思うと、信じられません」(ジャニーズウオッチャー)
あと3カ月で“嵐のフィナーレ”がやってくる。「紅白歌合戦」の無観客のステージで歌って踊る嵐がラストになるのか。ちなみに、嵐は来年夏に延期になった「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」を務めているが、こちらについては期間限定で5人が復活するとの報道もある。
いずれにせよ、嵐の動向からますます目が離せない。
(塩勢知央)