しかし、ここまでの松本は決して順調にステップアップしてきたわけではない。中学生でスカウトされ、15歳でデビュー。CMやドラマに抜擢されるも鳴かず飛ばず。アニメ声を生かした声優や舞台を中心に修業を積んで、ブレイクしたのが2年前。実にデビューから18年もかかっている。
松本がブレイクする契機となったのが、18年のドラマ「ホリデイラブ」(テレ朝系)。主人公の夫をかどわかす悪女を演じたが、これがハマり役だった。
「深夜帯の放送だったとはいえ、松本が演じた濡れ場は『地上波で、ここまでやって大丈夫なのか』という声が上がったほど過激でした。不倫相手との逢瀬ではディープキスはもちろん、背面ヌードで横乳まで見せました。圧巻だったのは、ソファ上でのカラミシーン。乳房や肝心の部分は、手前に置いてあるグラスやボトルで隠すというピンク映画ばりの構図で、多くの視聴者を悶々とさせました」(ドラマウオッチャー)
世間が松本に注目した理由は、その香り立つエロスにあったのだ。その後は下積み時代に培った女優力を発揮し、単発も含めると、2年間で17本のドラマに出演。すっかり売れっ子になったが、どうにもエロスの香りは消せないらしい。コロナ禍の自粛期間中に行ったSNS「インスタグラム」で生動画を配信するインスタライブでは‥‥。
「開始から10分以上、無言のまま息遣いだけを配信。まるでアエギ声を漏らしているかのようでした。その後の配信では、ワインを飲んでホロ酔いで視聴者にキスを投げたり‥‥。これが多くのバラエティー番組で取り上げられ、指原莉乃(27)は『エッチなものよりエッチ』と脱帽し、『あざとかわいい』の先駆者、田中みな実(33)がモノマネで再現するなど、大騒動になりました」(芸能記者)
芸能マスコミに大きく取り上げられ、松本本人は「恥ずかしかった」そうで、その後はインスタライブを控えめに。が、9月に「ハインツ」のパスタソースのアンバサダー就任を機に、一時的にライブ配信を再開。今後について、
「ふと寂しい、誰かと話したいという気持ちになってくると思う。そんな時に(配信)したい」
と記者発表で宣言した。ここまでくると「あざとかわいい」を通り越して「思わせぶり」としか言いようがない。が、松本が究極の「思わせぶり」発言をするのはヌードに関してだ。昨年末に放送された「二軒目どうする?」(テレビ東京系)にゲスト出演時、10代から抱いていたヌード願望を吐露した。
「あっ、これだな!と思えればやりたいと思います。写真なのか映画なのかはわからないですけど」
続けて、予想外の告白をしてしまう。
「あっ、でも私、もう脱いでましたわ」
なんでも以前から、松本は故松田優作の一家とは親戚のようなつきあいをしていたそうで、未亡人である松田美由紀(58)に成人式の晴れ着姿を写真に収めてもらった。その時、松田から「ちょっと脱いでみようか」と言われ、あれよあれよという間にフルヌードに。20歳で全裸撮影を経験していたというのである。