ドラマだけでなくバラエティーでも引く手あまたの人気女優。だが、ここに至るまでには長い雌伏の時があった。その下積み時代に、実は「全脱ぎ撮影」に挑んでいたのだ。ベールに包まれた「ボディ解禁日」が目前に──。
「主演ではないから可能だったといえば、それまでですが、同一クールで違う局のドラマ2本にレギュラー出演するなんてレアケース。人気がある証拠ですよ」
と民放局関係者がうなるのは、女優・松本まりか(36)のことだ。
どちらも9月末で最終回を迎えたが、松本は「竜の道 二つの顔の復讐者」(フジテレビ系)で敵役の性悪な社長令嬢を演じ、「妖怪シェアハウス」(テレビ朝日系)ではナースとして人間界に住む妖怪のお岩さん役を務めた。シリアスにもコメディーにも対応できる幅広い演技力で、「憑依型女優」と称されるだけのことはある。
「本当に主役を食うぐらいの存在感があって、今では『キャスティングしたい』というプロデューサーだらけ。ドラマ班だけでなくバラエティー班からもオファーを出したがっています」(民放局関係者)
現に、9月だけでも各局のバラエティー番組3本に出演した。さらには、日本テレビの音楽特番「THE MUSIC DAY」では苦手だという歌を披露、テレサ・テンの「愛人」を熱唱したのだ。壇蜜(39)や橋本マナミ(36)が結婚した現在、松本は「次の国民的愛人キャラ」と呼ばれており、意味深な選曲だった。
松本が引く手あまたなのは、なにも局上層部のウケがいいからだけではない。バラエティー番組スタッフがこう力説する。
「ウチらみたいな下っ端にもバカ丁寧に挨拶してくれるんですよ。深々とお辞儀をして、おごらない態度もイイんですが、その時の衣装がけっこう胸元の開いている服だったものだから谷間が見えて、赤面してしまいました。週刊誌で公開していた、肘で先端を隠すセミヌードを思い出してしまいましたよ」
違う意味で若いスタッフからもウケがいいのだ。「あざとかわいい」と評判の松本だけに、谷間見せも男を魅了するあざといしぐさのひとつなのかもしれない。
「松本は男性向け週刊誌で際どいグラビアをこなす一方で、女性ファッション誌の表紙も飾る。ニュースサイトでは、松本のネタはバズりがちで、男女や年齢を問わずに受け入れられているのです」(芸能記者)
松本を形容する称号は他にも「怪演女優」「カメレオン女優」などなど多数ある。これも幅広い層から支持を受けている証しと言えるだろう。