WBA世界スーパーフェザー級とWBA世界ライト級の元2階級制覇王者であり、現在はタレントとして活躍している畑山隆則といえば、爽やかなルックスから現役時代には女性ファンも多く、いわゆるイケイケの時代があったようだ。そんな畑山が若かりし日のイケイケぶりを振り返るとともに、改心した意外なエピソートが明かされる「番組」を見つけた。
プロボクシングの元世界チャンピオン3人によるYouTubeチャンネル〈渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル〉の、8月2日投稿回〈Vol61【ほろ酔いぶっちゃけトーク】無冠の帝王は?/現役時代の一番高価な買い物!は?〉がそれだ。
渡嘉敷の、銀座のホステスたちを六本木に連れ出し、1人に10万円ずつ渡したなどホントのようなウソのような仰天エピソードに続き、畑山は「現役時代に最高に使った額は1日150万だった」と、3人で呑みに行った銀座で使ったと明かした。しかし畑山はそれを自慢話とはせず「バカですねぇ~本当に」と苦笑を見せ、結構調子に乗っていたという過去についてこう語り出した。
「しょっちゅう銀座とか六本木とか行ってたんですよ。朝の4時とか5時まで呑むわけですよ。金と時間はあるから。毎日、銀座、六本木で30万だ50万だ100万だ150万だ使ってるじゃないですか…。朝さあ、新聞配達してる人が目の前を通るんですよ。私は新聞配達ですよ、東京から始まったのは」
タイトルに「ほろ酔い」とあるように3人は、酒を飲みながらのトークだけに少々わかりにくいが、畑山はボクサーを目指し上京して、最初に新聞配達することから始まったということを言っているのだろう。ともあれ、朝方に、恐らくは街中で、畑山は自転車で通りかかった若い配達員を見た時に、「何をやってるんだ、こんなことしてちゃいけない」と昔の自分を見たようで、目が覚めたと畑山は振り返ったのだった。
一見、チャラく見られがちな畑山だが、根はマジメだということを物語る深い、イイ話が聞けた。
(ユーチューブライター・所ひで)