電撃婚を発表した女優の石原さとみ(33)の「株価」が乱高下している。祝福ムードから一転、週刊誌報道で「信心深さ」がクローズアップされると、「狼狽売り」で顧客減の危機が訪れていた。
〈これからは二人で、大切なものを大切だと思える人生を共に歩んでいけたらと思います〉
10月1日、石原が直筆の文書で結婚報告をすると、ここ最近の芸能界で続いていた暗い話題を吹き飛ばすビッグニュースに、世間は祝福ムードに包まれた。
石原のハートを射止めた相手は「一般男性」とされていたが、「週刊文春」がその「正体」について、〈外資系金融機関のゴールドマン・サックスに勤めているスーパーエリート〉と報じ、その平均年収は2000万円以上とみられ、ファンの間から大きなため息が漏れた。
このセレブ夫の存在に「失望売り」が出始めると、今度は「女性セブン」と「週刊新潮」が結婚報道と併せて、石原が熱心な創価学会の信者であることを紹介。これまでテレビやスポーツ紙が触れてこなかった話題の提供は、再びファンを驚かせるものだった。
今回の結婚発表で、石原の「信心深さが明らかになった」と話すのは、さるスポーツ紙の芸能記者だ。
「石原の結婚情報は、政治担当の記者が公明党関係者から聞いて、それを芸能デスクに流して発覚しました。『電撃婚』はホリプロにとっても寝耳に水のところがあって、石原は事務所より学会側と結婚の話を進めていたそうです。入籍日が発表されていない理由についても、学会にとって特別な日を選ぶのではないかと憶測が飛び交っています」
そんな石原は、ドラマ現場でも創価学会に頼る場面があったという。
「18年に放送された『アンナチュラル』(TBS系)で裁判のシーンがあったのですが、撮影場所がなかなか決まらなかったんです。その時に石原さんが、創価大学に学生が裁判を体験できる模擬法廷の教室があり、そこを使わせてもらうのはどうかと提案してくれました。しかし、事務所側は石原さんが場所を提供したことがマスコミに漏れ、『特定の宗教色』のイメージがつくことを避けるため、結局、セットを作って撮影することになったんです」(前出・スポーツ紙芸能記者)
芸能人がどんな宗教の信仰を持っているか、それぞれの自由であるのは当然である。一方で、人気商売ゆえに事務所としては、さまざまな思想や信仰を持つであろう不特定多数のファン離れに敏感となるのもしかたあるまい。
今後も女優業を続ける石原にとって波乱含みの展開となるのか、次回作のドラマで「石原銘柄」の真価が問われることになりそうだ。