──最近のグラビア撮影で大変だったことは?
磯山 30代になると、昔みたいに長時間で何ポーズもやるのがキツくて。翌日は全身がピキピキと筋肉痛になるんですよ。もう同世代のグラドルが熊田曜子ちゃん(38)ぐらいしかいないんですけど、お仕事で一緒になった時は「どこのクリニックがよかった?」とかの話ばっかり(笑)。
──20年間もグラビアで活躍されている人は、そうはいません。
磯山 最近、撮影は年に1、2回ぐらいなんですが、曜ちゃんが子育てでグラビアをやめていた時期は寂しかったですね。3人目のお子さんが産まれてカムバックしてきた時は「よく戻ってきたね」と感謝したぐらい。まさに希望の星です!
──デビューした時は、ここまでグラビアを続けていると思っていました?
磯山 全然、思わないです。私がデビューした00年代って、20歳を過ぎたら女優さんやバラエティー方面に行くのが当たり前の時代。グラビアは2~3年くらいでやめるのかなって思っていたら、年上の「お姉さん系」の人たちがワッと出てきたんですよ。その時は「あっ、私もまだいけるかな」みたいな感じでした。
──逆に、グラビアを卒業するタイミングは、決めているんですか。
磯山 いえ、毎年、来年はこの仕事ができるとは思ってないので。特にグラビアに関しては、今37歳ですから、1年1年が大切というか、奇跡ですよね。ただ、結婚したらグラビアはやめるつもりでいます。昔からそう話しているんですけど、いまだに機会がなくて、37歳まできちゃいましたけど(笑)。
──ただ、来年の運勢はいいそうですね。
磯山 今年初めに「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)の新春特番に出演した際、血液型と星座の組み合わせで運勢を占う企画があったんです。48通りの中で私の「天秤座×A型」がワースト1。「今年は何をするにもうまくいかない」と言われたんですけど、ゲッターズ飯田さんが出されている本を読んだら「来年、7年間の闇がやっと抜ける」と書いてあったんです。その後、ご本人にも「これからどんどん運気がよくなります」と言っていただいて。この7年間が闇だったという認識はあまりないんですけどね。ちょうど20周年を迎えたということもあって、初心に戻りたいとは常々思っていたので、来年はすごい期待しています!
──大ブレイクするかもしれません。
磯山 ブレイクはしたくないんです。いつも現状維持で。運やタイミングもあると思うんですが、この業界でとりわけ目立つポジションではないけど、イヤな感じがするわけでもない。このポジションにいたからこそ、20年も芸能界にいさせてもらえたと思っているんです。だから、あまり期待せずに、いただいた仕事を自分なりに一生懸命やるだけです。今、ここにいることが奇跡ですから。
磯山さやか:1983年10月23日生まれ、茨城県出身。00年にデビューして以降、グラドル、女優、バラエティーなど、多岐にわたって活躍中。06年に「いばらき大使」に任命され、地元、茨城県のイメージアップにも努めている。12月12日には2021年カレンダー「磯山さやかofficial calendar 2021 and photo book」を発売。