タレントの太川陽介にとって「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)、つまり「バス旅」は自分のものであって、他の誰のものでもないという意識なのだろう。現メンバーの田中要次と羽田圭介を無視するような発言をし、バス旅ファンを騒然とさせている。
太川は11月28日にネット配信された「テレ東ほぼほぼ無観客フェス『ローカル路線バス乗り継ぎの旅 ファンの集い~太川&蛭子&マドンナ生出演!今だからいろいろ聞いちゃおう会~』」に出演。蛭子能収やマドンナの加藤紀子と共に、バス旅の裏話を明かした。
視聴者から「バス旅Zをどう思いますか」と質問されると、バス旅Zについて隣にいた番組プロデューサーに逆質問。そのガチンコ度などを聞いた。
「話ぶりからすると、太川はバス旅Zをまったく観ていないようです。次が15弾だと聞かされると『ああそう、よく続いてるね』と感心し、失敗したらクビという回が過去にあったことを聞かされると驚いていました」(週刊誌記者)
そんな太川だが、実は途中までキートン山田と共にバス旅Zのナレーションを務めている。
「いつまでやっていたのかはっきり覚えていませんが、第5弾までは確実にナレーションを務めています。その回のマドンナは草刈正雄の娘の紅蘭でしたが、ロケ直前にドタキャン。代役として太川の事務所の後輩である小野真弓がブッキングされています。小野がぶっきらぼうな物言いをして、太川がツッコミを入れてるシーンがありました。太川はそんな過去などなかったかのようにバス旅Zについて話していましたから、よほど興味がないか、存在そのものを無視したいのではないかと感じました。彼にしてみれば、バス旅は自分と蛭子が作り上げてきた大切なものという認識があるのでしょう。他の人がバス旅をしているところなど見たくもないのだと思います」(前出・週刊誌記者)
バス旅に対する思い入れの強さをのぞかせた太川陽介。現在、「ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅」や「ローカル路線バス陣取り対決旅」を行っているが、やはり蛭子能収との本家「バス旅」を見たいものだ。太川もそれを望んでいることをうかがわせるワンシーンだった。