俗にシャブと呼ばれる法律違反の薬物を巡る取締法違反などの罪で逮捕されたマッキーこと槇原敬之(50)が起訴されたのは3月4日。勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈されたのは6日夜のことだった。
「逮捕は2月13日ですが、裁判まで持ち込めるかどうかはある意味、賭けでした。というのも2年前の4月にその法律違反の薬物と危険ドラッグを所持していたという、かなり昔の案件でしたから」
こう語るのは捜査関係者だ。続けて捜査の内幕を明かすには、
「自宅へのガサでも法律違反の薬物や吸引器具の類はいっさい出てきませんでした。尿検査の結果も陰性でシロ。本人が使用をいっさい認めないので、『このまま不起訴になるのでは』という声も聞かれました」
立件の決め手となったのが、元恋人A氏の“チンコロ”だった。
「かつてはマッキーの個人事務所の代表を務めるなど、公私にわたるパートナーで、99年にはそろってシャブで逮捕されています。その後も蜜月関係は続いていたのですが、マッキーに新しい彼氏ができるや、代表の座を追われ、自暴自棄になってシャブをキメていたところを逮捕されました。その後、A氏は警察の捜査に協力し、一緒に『アブリ』をしていたことを供述。マッキーの逮捕につながったのです」(前出・捜査関係者)
今後の裁判においても、A氏は重要証人として法廷で証言する可能性も出てきた。
「マッキー本人が真っ向から使用を否定していることから、法廷で全面対決もあり得るでしょう。流れによっては、危険ドラッグを用いた薬物を使った性的行為の実態までバラされてしまう可能性もあります」(前出・捜査関係者)
槇原の起訴を受けて、元恋人A氏は何と答えるか。出廷の意志について確認しようと本人の携帯に電話をかけたが、コール音がなるばかりで、折り返しの連絡もなかった。
3月10日発売の「週刊アサヒ芸能」3月19日では芸能界のドラッグ汚染に切り込み、薬物犯罪捜査の舞台裏をリポートしている。