「出た!」「ウワオ!」「閉店ガラガラ」と言えば、お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右の勢いに任せた一発ギャグである。端正な顔立ちにもかかわらず、イケメン芸人ではなく、岡田がいじられキャラに位置するのは、これらの芸風に起因するものであろう。
そんな岡田だが、本当に「閉店ガラガラ」してしまったという過去のエピソードが明かされる番組があった。
タレント・勝俣州和のYouTubeチャンネル〈勝俣かっちゃんねる〉で、去る11月10日に投稿された〈【キャイ~ン×勝俣コラボ】ウリナリ20年目の真実!〉がそれで、1991年から2001年にかけて放送されたバラエティ番組「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」(日本テレビ系)に話は遡る。
番組レギュラーだった勝俣は、とんねるず(石橋貴明、木梨憲武)の趣向をよく知っており、お笑いにしても関西っぽいのはあまりお好みではなかったそうだ。そんな中、多くの芸人を集めて運動会をするといった企画が行われた。当時、ノリにノッていた岡田も招かれ、冒頭から「ウワオ!」「閉店ガラガラ」と渾身のギャグを放り込んだ。
ところが、石橋から「あ~、西の人ね」と突き放すようなツッコミが入り、「そこから4時間くらいの収録、岡田君一言もしゃべらなかった」と勝俣が苦笑を交え明かしている。
もっとも、勝俣は「でもそれも(石橋の)ギャグなんだよ」「それでもちょっと待ってくださいよ!といかなきゃいけないんだけど、ほんとに(ガラガラと)閉めちゃったから」と続けた。つまり、石橋にしてみれば、懲りずに岡田がギャグを放り込んでくることを期待しての「西の人ね~」発言を、マジメな岡田は真に受けたと勝俣は分析していたようだった。
今、岡田が聞けば、まさに「閉店ガラガラ」したいエピソードだったに違いない!?
(ユーチューブライター・所ひで)