人気女子アナたちに様々な動きが出てきた20年。21年は、女子アナ勢力図が大きく書き換えられる1年となりそうだ。
出産後、わずか3カ月で「news23」(TBS系)のキャスターに復帰した元テレビ朝日アナのフリーアナ・小川彩佳。その“必死ぶり”の裏には、産休中に代役を務めた、TBSの山本恵里伽アナの存在があったといわれている。
「山本アナの清楚で上品な美貌、落ち着いた語り口が好評で、小川の不在を感じさせないどころか、視聴率も多少ではあるものの上昇させた。早く戻らないとポジションを奪われると、体形も戻らないまま急いで戻ってきたように見えましたね」(女子アナウオッチャー・たなか是政氏)
TBSは、帯の情報、報道番組のメインMCを局アナではなく外部の大物フリーアナに任せることが多く、その番組がいずれも視聴率低迷にあえいでいることで、ここ数年、否定的な意見が増えてきた。
「山本アナが好評だったこともあり、TBS内部でも局アナに回帰すべきではという声も上がってきている。朝の夏目三久(『朝チャン!』)、夕方のホラン千秋(『Nスタ』)、そして小川がまとめてお払い箱になり、朝は野村萬斎の娘で昨年入社した新人の野村彩也子アナ、夕方はまだ有力候補はいないものの、『news23』は小川を降ろして、現在、サブの山本アナにスイッチするのではと囁かれているんです」(番組関係者)
そんな折も折、小川アナを脅かす山本アナが、新型コロナ陽性で、番組から一度姿を消した。
「小川アナとしては違いを見せるチャンスでしたが、気合がやや空回り気味の印象を受けましたね。そのまま12月14日には山本アナが番組に復帰。苦しい立場には変わりがありません」(前出・番組関係者)
テレ朝を退社後、出演していた「報道ステーション」のライバル番組にすぐに出演した小川は、古巣・テレ朝との関係が良好とはいえず、個人事務所での活動ということもあり営業力もない。仮に「news23」を降板になった場合、その後の活動はかなり厳しくなりそうだ。
(露口正義)