芸能

2021年も芸能人の大量“事務所退社”が巻き起こる「2つの理由」

 所属する太田プロダクションからの独立が12月22日に発表された、元AKB48の女優・前田敦子。今後はフリーで活動していくというが、それにしても2020年はタレントの独立・移籍が多かった。

 大量離脱が話題になったオスカーからは、米倉涼子、剛力彩芽、岡田結実など。ジャニーズからは中居正広、手越祐也、長瀬智也。ワタナベエンタテインメントからはブルゾンちえみ、原千晶。スターダストからは柴咲コウ、栗山千明。スペースクラフトからは有森也実、 神田うの。テイクオフから田中みな実といった例がある。

 なぜこれだけタレントの独立が相次いだのか。

「2018年2月、公正取引委員会が、事務所が契約を終えた芸能人の移籍や独立を一定期間制限したり、活動を妨害することを示唆したりすれば独禁法で禁じる『優越的地位の乱用』にあたると見解を示したことで、完全に潮目が変わったといえるでしょう。さらに19年、 公取委がジャニーズ事務所に対し、元SMAP(現・新しい地図)の3人について『番組出演を妨げるような働きかけがあった場合は独禁法につながる恐れがある』とした内容の注意をしたことも大きかった。ジャニーズは“圧力”について否定はしていますが、実際にその後、今年3月に中居、6月に手越が独立。7月に長瀬が 21年3月の独立を発表していますからね」とはエンタメ誌ライター。

「また、SNSの隆盛もタレントの独立を後押ししています。ユーチューバーらがテレビ以外の媒体で知名度を上げ稼げるようになったことで、タレントも大手事務所に所属しツテのあるテレビ局へ売り込んでもらわなくても、自分でSNSを通じて発信したり、仕事の依頼を受けることができるようになったのです」(前出・テレビ誌ライター)

 とはいえ、事務所に所属していないと、テレビ局などへの営業やオーディションの情報収集、さらにトラブルがあった際の取材や訴訟の対応などをすべて独力でこなさなければならないというデメリットもあるという。

 いずれにせよ、タレントの独立は今後も増え続けるのではないか。(鈴木十朗)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
3
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論