新型コロナにより初の無観客となった、20年のNHK紅白歌合戦。開催にあたっては当初、賛否両論が巻き起こったが、結果、平均視聴率は40.3%(=二部・関東地区)と2年ぶりに40%を超え、20年の年間視聴率ではトップ。瞬間最高視聴率でも47.2%と好成績を収めた。
「外出自粛により自宅で年越しを過ごした人が多かったことや、昨年末で活動を休止した嵐のスペシャルメドレーが注目を集めたこと、何より初の“無観客”状態がどのような放送になるのか、むしろ興味を誘った面も大きかったのでは」(テレビ誌ライター)
そんな中、男性視聴者の注目を集めたのが、初の紅組司会を務めた女優・二階堂ふみの存在感だったようだ。
「衣装は最初が真っ赤なスーツ姿、2着目が黒のジャンプスーツ、最後はワンピースで、前半に氷川きよしとコラボしたディズニーメドレーではドレスと、全般にわたり肌見せ度の面では控えめなものばかり。それだけに一見、残念に思った視聴者も多かったようですが、よく見ればスーツはタイトに絞られたデザインでくびれた腰からボリューム感たっぷりのヒップにかけてのラインがネット上では大好評でしたね」(芸能ライター)
加えて、ほぼノーミスの安定した司会ぶりも絶賛を浴びた二階堂だが、一方で思わぬとばっちりを食らっていたのが、13年、15年、19年と紅組司会の常連となっている綾瀬はるかだ。
「綾瀬の紅白司会といえば、トークの掛け合いや曲紹介でも噛んでしまうなど、ミスを連発することでお馴染み。当初はその“アクシデント”性やお茶目さが好感を持たれていましたが、回を重ねるごとに厳しいツッコミの声も上がるようになっていました。そして今回、綾瀬より9歳下の二階堂の司会ぶりにより、綾瀬のダメダメぶりを指摘する声が改めて上がってしまっているんです」(ネットウオッチャー)
少々気の毒な綾瀬だが、次回、司会が回ってきたときにはぜひ挽回してほしいものだ。