1月6日、朝日新聞デジタルに掲載されたのが、福島・浪江町の元町議、三瓶宝次さんのインタビューだ。三瓶さんは「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)の人気企画「DASH村」の土地の持ち主である。だが、2011年、東日本大震災による原発事故以来使われなくなった「村」が今でも再開されると信じ、草刈りなどをしながら管理しているという。
「記事では三瓶さんは、『TOKIOにも色々と事情があるのは報道で知っている』と最大限の理解を示しながらも、「『DASH村』は今も多くの人の心に生き続けている。撮影は無理でも、ファンが当時使われていた古民家を訪れたり、若者が実際に農作業を体験したりできる、そんな津島地区の復興の足掛かりにできないだろうか』と訴えていました」(芸能ライター)
避難指示が一部で解除されたものの、浪江町に戻ってきた人はごくわずか。三瓶さんが復興の旗印にしたい声は自然なことだろう。だが、「DASH村」の再開の見込みは厳しいというのが大筋の見方だ。
「そもそも『村』の企画継続ができなくなった際、新たに立ち上がったのが『DASH島』です。これを辞めて村の企画を再開することがすでに現実的ではない。そこのところは番組側はシビアに考えているでしょう。かつての村に携わっていた番組スタッフも今はほとんどいなくなりつつありますし、何より現在のチーフ・演出は、村の企画が事実上、廃止されてから入った人物。番組では福島での米作りを継続してやっていますが、正直なことを言えば、これをやる意味はすでに形骸化している。そして村の再開で最大の障害となっているのは、家の修繕や農作物の栽培など、多岐にわたって活躍してきた山口達也の不在です」(業界関係者)
今年3月には、長瀬智也がジャニーズ事務所から退所し、番組出演も厳しくなる。果たしてこれから先の「鉄腕DASH」はどうなるのだろうか?(魚住新司)