今年から巨人の投手チーフコーチ補佐に就任した桑田真澄氏。現役時代には、安定のコントロールやクレバーなピッチングもさることながら、フィールディングにも定評があり、NPBにおいては、巨人や中日ドラゴンズで活躍した西本聖氏に並ぶ投手最多タイ記録となる8度のゴールデングラブ賞に輝いている。
そんな桑田コーチが、巨人のYouTubeチャンネル〈読売ジャイアンツ〉に登場。フィールディングを指導する貴重な投稿回となった。2月3日に〈桑田塾・フィールディング講座!〉とタイトルがつけられた回がそれだ。
今年の巨人の春季キャンプは密を避ける目的もあり、ベテランや外国人選手を中心に自主調整を認めるS班を菅野智之や坂本勇人など19選手で構成、2月1日から東京ドームでキャンプインしている。
桑田コーチが、菅野らピッチャーに指導したフィールディングに大切な3つのポイントは…歩幅が合わないと捕球のタイミングがずれることから、〈ボールとベースに近づくにつれて小刻みなステップ〉を踏むこと。自分が捕球する時には〈声とジェスチャー〉で表現すること。ワンバウンドは捕球してもらえるが、高い球は難しいため〈送球はまっすぐ低く〉を心がける…の以上3つだった。
ワンプレーのたびに「OK!」「よっしゃー!」と手を叩き声を掛ける桑田コーチに、ノリに乗るピッチャー陣のフィールディング練習。
視聴者のコメント欄には〈普通の練習なのに桑田がいるだけで有意義になる〉〈野球少年たちの勉強にもなるやん、、有能〉といったの称賛の声が相次いでいたのだった。
まるで子どもに話しかけるようにプロ相手にも優しい言葉遣いで接する桑田氏。竹刀片手に鬼軍曹のようなコーチはもはや時代遅れなのかも…とも思えた興味深い回だった。
(ユーチューブライター・所ひで)