シーズン中のリモート取材から一変。ひとたび接触が解禁されるや、選手たちの本音がダダ漏れの様相だ。中でも怒り大爆発で周囲をドン引きさせているのは、球春の話題を独占している楽天・田中将大(32)だった。
毎年オフの自主トレ仲間である則本昂大(30)や松井裕樹(25)ら後輩の指導はもちろん、開幕投手を争う昨季最多勝の涌井秀章(34)とも笑顔でコミュニケーションを交わすなど、8年ぶりのチームにもすっかり馴染んでいる様子なのだが…。
「ブルペンでマー君と組まされたキャッチャーは気の毒そうですよ。初っ端にコンビを組んだ“爆笑問題バッテリー”と呼ばれた太田光(24)は『(際どいボールをストライク判定させるキャッチング技術の)フレーミングをしっかりしろ!』『ミットの音は鳴らさなくていい!』と再三の叱責を受けていました。マー君みずから座ってミットの構え方を指導するほどでしたが、声が異常に大きいのでブルペンにいる報道陣にも筒抜け。翌日のスポーツ紙には熱の入った後輩指導だとブルペンでのやり取りが書かれていましたが、現場では萎縮させられた太田への公開説教のように見えた。『キャッチャーが潰される』とひそかな話題でした」(民放局ディレクター)
三顧の礼で迎えられているとはいえ、推定年俸9億円以上と言われる田中には、金額相当の重圧がかかる。
「当然、渡米前のシーズン24連勝を超える活躍が期待されている。当時は、あうんの呼吸で投球を組み立ててくれた正捕手・嶋基宏(36)の助けが大きかった。それだけに、1軍半のキャッチャーを一人前に育てないといけない使命感が強いんだろうね」(球界OB)
昨季は太田を含む6人がスタメンマスクを分け合った。そんなチーム事情に感情を爆発させる田中をフォローしようと、フロントはさらなる補強に動いているようだ。
緊急事態宣言の発令によりプロ野球キャンプは異例の無観客で実施。チーム関係者はもちろん報道陣にも定期的にPCR検査が課せられる厳戒態勢が敷かれている。コロナ対策はバッチリでも選手や首脳陣の間には誤爆必至の導火線が張り巡らされている。2月16日発売の「週刊アサヒ芸能」2月25日号は、楽天・田中の復帰で急浮上するトレード話をはじめセ・パともに着火寸前の爆弾男たちを最新情報を詳細にレポートしている。