昨シーズン、9月7日に巨人から千葉ロッテマリーンズに電撃トレードしたプロ野球選手、澤村拓一が、2月16日にMLBのボストン・レッドソックスと2年契約を結んだ。しかし3月12日のオープン戦初登板では、2番手として出場、ツーアウトから二塁打、3連続四球の押し出しで失点して交代。痛恨メジャーデビューとなった。
そんな澤村が、巨人とレッドソックスの先輩にあたる元プロ野球選手、上原浩治氏のYouTubeチャンネル「上原浩治の雑談魂」に出演。ある言葉が、メジャーでは“禁句”であるという、日米の違いについて明かした。3月29日に投稿された、上原が直々にアメリカに居を構える澤村の自宅を訪れ撮影された動画だ。
デビュー戦を振り返る澤村は、降板を告げにマウンドにやって来たアレックス・コーラ監督に「ソーリー(スイマセン)」と口にしたところ、「マウンド上でもベンチでも、一切謝らなくていい」と指摘を受けたのだとか。自分を否定するような発言は不要であり、降板は選手の責任ではないという考えがメジャーの根幹にあるようだ。
「俺もそうだった。キャッチャーに対して『ゴメンな』って言ったら、『ノーノ─ノー!』って…」と上原氏。澤村は「そういう世界なんだなって初めて知りました」と口元を引き締めたのだった。
レッドソックス時代、日本人選手として初となる2013年、MLBでのワールドシリーズ胴上げ投手となった上原氏と同じ背番号「19」をつける澤村。上原氏のような活躍を期待したいが、はたして。
(ユーチューブライター・所ひで)