10月24日、“番長”こと清原和博氏(46)が、日刊スポーツ紙上で突如、28年前のドラフト後に桑田真澄氏(45)を仲間たちと金属バットで襲撃しようとした衝撃事件を告白した。
世紀を越えた2人の因縁は週刊誌でも話題になったばかりであるが、関係者に聞けば聞くほど、この話は広がるのである。
紆余曲折を経て、巨人では再びチームメイトとなったはずなのだが‥‥。
「当時、タバコが大嫌いな桑田は『タバコなんて、人間が吸うもんじゃないんですよ』とずっと言っていて、フロントに全面禁煙を訴え、愛煙家の清原をムッとさせていた。ジャイアンツ球場のロッカールーム前で、帰宅時にちょうど2人がぶつかりそうになったことがあったのですが、ニコッと笑って手をあげた桑田に対して清原は『チッ』と舌打ちで返していました」(球界関係者)
想像する以上に遺恨の根は深かったようなのである。
「清原はとある若手投手を抱き込もうとしていました。スパイとして桑田の情報を聞きだそうとしていたようですね。彼が機能しないと見るや、ほかの投手にも目をつけていた。桑田のほうも清原の引退試合に解説の仕事で駆けつけたのに、実はグラウンドには降りてこないで、大阪ドームの最上階で観ていたようです。2人の距離を感じましたね」(スポーツライター)
とはいえ、2人とも引退してテレビでグラウンドでの“真剣勝負”企画が実現すると、清原氏は早朝から走り込み、トレーニングに精を出したという。
2人の本当の関係は、当人たちにしかわからない複雑なものであるようだ。