お笑いコンビ「ニューヨーク」が、6月8日深夜放送の「にけつッ!!」(読売テレビ)にゲスト出演。吉本若手芸人の収入が上昇していることを明かした。
昨年のキングオブコント準優勝、M─1グランプリ決勝5位と結果を残し、最近、メディアでの登場が急増中のニューヨーク。YouTubeの公式チャンネルの登録者数は約24万人と すっかり人気者だ。
そんな彼らに千原ジュニアが月収を聞くと、屋敷裕政が「お2人は知らないかもしれないけど、今、お笑い界に革命が起きたんですよ。ライブ配信。全国の人がチケットを買ってそのお笑いライブを見られる。これでいま、若手がみんな小金持ちになってるんです」と語った。
ジュニアは「らしいねん。めちゃくちゃ入るねんて!」と同意し、「あれ(闇営業騒動)以降やから、吉本がちゃんと払うねんて!」と解説。配信はキャパに制限がないため、劇場 公演以上のチケット収入も期待できるようだ。
さらに、「こないだ僕らと見取り図さんと4人でやったやつは1万枚売れたんで。4人で2000万円売り上げているんです。だからもうテレビに媚びる時代は終わったんです」と屋敷。先ごろ給与明細の内訳を見たという嶋佐和也は、「ライブ配信とYouTubeの収入に比べて舞台とテレビのギャラ、少なっ!」と驚いたという。
薄給の若手時代を経験してきたジュニアは、配信で潤う芸人と激変した吉本について「我々の“吉本”ではなくなってるということやろ? それはちゃんと岡本(社長)さんに言いに行こうぜ。“若手にえらい好き勝手やられてるみたいですね”って」と、皮肉たっぷりに訴えた。
ニューヨークの2人は「やめてください。若手にやっといま光が差し始めたのに」 と笑いを誘っていたが、お笑い界はすっかりテレビよりネット配信の時代に突入したということか。
(鈴木十朗)