発端は関西で40年続くローカルラジオ番組「ありがとう浜村淳です」(MBSラジオ)での一幕。11月上旬、メインMCの浜村淳(78)が生放送中に発したセリフがキョーレツで‥‥。
浜村といえば、ズバッとした物言いで知られる関西の大物タレントであり映画評論家。その浜村が突然、怒りを爆発させたのだ。
「今までインタビューした人でいちばん困ったのは北川景子(27)。こちらが何を質問しても答えてくれなかった。ムスッとした態度のまま、質問にはロクに答えない。今後、映画会社から(インタビュー要請の)話が来ても、二度と受けません」
なんと北川を名指しで猛批判し、絶縁宣言をブチかましたのである。気さくな性格で、映画の共演者からは「関西の姉ちゃん」と呼ばれる神戸出身の北川。浜村との間にいったい何があったのか。2人の確執を知るMBSラジオ関係者が明かす。
「問題となっているインタビューは3年前、10年3月9日に放送された『ありがとう浜村淳です』の中でのインタビューです。当時、北川は藤沢周平氏の時代小説を原作とした主演映画『花のあと』の宣伝としてゲスト出演しましたが、そこでの彼女の態度が浜村の怒りを買ったのです」
確かに同番組のオフィシャルサイトには3月9日の放送分として、2人が笑顔で並ぶ記念写真が掲載されている。が、その現場はとても「ありがとう」とは言いがたいものだった。MBSラジオ関係者が続ける。
「インタビュー中、浜村さんは『花のあと』のPRをするために、北川にさまざまな質問をしていました。ところが彼女は終始、『はい』『うん』『そうですね』ばかりを連発して何もしゃべらない。自身の出演作品の宣伝に協力する気があるとはとても思えない態度に、浜村は激怒しました。結局、特に盛り上がりもないまま、浜村がどうにか間を埋める形で終了。しかも収録場所は彼女が泊まっていたホテルの部屋でした。呼びつけられた浜村がわざわざ出向いたにもかかわらず無礼な言動だったため、火に油を注ぐ形になった」
かつて「別に‥‥」「特にありません」のセリフとフテくされた態度で大バッシングを食らった、あの「エリカ様」のごときふるまい。自身が大女優だと勘違いしているのか、関西の大御所を怒らせたことで、「裏の顔」が世間に暴露されてしまったのである。
「放送以外でも浜村は周囲のスタッフに『僕は北川景子が嫌いだ』と事あるごとに言っていますよ。それほどまでにあの時のインタビューが頭に来ていたんでしょうね」(前出・MBSラジオ関係者)
この一件には、さらに後日談がある。語るのは北川に近い芸能関係者だ。
「実は最近、映画会社が『北川の最新作をPRしたい』と、3年ぶりに浜村の番組に出演をお願いしました」
最新作とは、深田恭子(31)と共演するミステリー映画「ルームメイト」(11月9日公開)。ルームシェア生活を送る2人が、禁断の「レズキス」を交わすシーンも登場する。
芸能関係者が続ける。
「ですが、浜村はこの申し出を拒否。北川が浜村の『共演NGタレント』になっており、番組スタッフも納得の判断だったそうです。北川は断られた理由を認識しているのかどうか‥‥」
大御所をさんざん怒らせておいてまた宣伝したいとは、何とも厚かましいかぎり。そんな反省のなさにアキレた浜村が、冒頭の怒りトークを炸裂させたのだ。関西では尊大な勘違いタレントの新代名詞は「ケイコ様」ということに──。