埼玉県ふじみ野市の東武東上線・上福岡駅近くのうどん店「讃岐うどん 條辺」の店主は、1999年ドラフト5位で入団した巨人に、2000年から05年まで籍を置いた元プロ野球選手・條辺剛氏である。02年は中継ぎとして安定感のある投球を見せ、長嶋茂雄監督の後を受けた、原辰徳監督第1次政権1年目のリーグ優勝、さらには日本一に貢献する活躍ぶりだった。しかし、肩の故障から、24歳で引退。同郷(徳島県阿南市)の先輩であり、投手コーチとして世話にもなった水野雄仁氏の勧めで「うどん」修業に入り、08年の開業に至っている。
その條辺氏が、巨人でも活躍した元プロ野球選手・大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に出演。当時、ヘッドコーチを務めていた原辰徳氏から叱責を受けたという、やらかしてしまった過去を明かした。
同チャンネルの6月10日付け投稿回〈第二話【超恐い…】原ヘッドからの指摘〉を観ると、巨人のルールに「パーマは禁止」とはなっていなかったとの解釈から、1年目のシーズン終了後の秋季キャンプに、パーマを頭にあてて臨んだ條辺氏。すると、ミーティング中に全選手の前で「明日までにお前の考える“いい頭”にしてこい!」と原ヘッドから独特の言いまわしで注意を受けた。「いい頭って何スかね?」と仲間に相談すると、「それはウイーンだろ」とバリカンで頭を剃る仕草を見せられ、実際に頭を丸めてブルペンで投げ込むと、「いいじゃないか!2、3キロ(球が)速くなってるぞ!」と原ヘッドはジョーク交じりにご満悦だったのだとか。
徳島から上京したばかりの高卒ルーキーの若気の至りであった今回のエピソード。原監督はこの件を覚えているだろうか?原監督と交流のある大久保氏に、聞いてみて頂きたいところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)