「読売巨人軍の…あ、いや、言い方を間違えましたな。ジャイアンツの…ちょっと違うな。巨人軍の大久保です」
小芝居を打つように、オーナーを務める飲食店「肉蔵でーぶ」のカウンターに座り、調理担当のスタッフとやり取りを交わす。
これは就任したばかりの巨人・大久保博元1軍打撃チーフコーチが、10月18日に更新したYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉でのひと幕である。
原辰徳監督から直々に「力を貸してほしい」とオファーの電話があってのコーチ就任だが、
「それが相当、嬉しかったようですね。このチャンネルではいつも明るく、お調子者風情ではありますが、こんなに浮かれモードなのは初めて見ました」(ネットウォッチャー)
コーチ就任後は電話での受け答えを変えているといい、
「今までは『デーブ大久保です』…あ、恥ずかしいな。人の周りで言えねえな、みたいなね。『皆さんこんばんは、デーブ大久保です』って言ってるんだけど、実はデーブ大久保、そんなに好きじゃないんですよ。もともとデブだからデーブになったわけですからね。それって、開き直りしかない。それが今はね、電話する時も『巨人軍の大久保です』みたいな」
コーチ業とともに、店のオーナーも継続するようだ。
そして大久保コーチの軽口は進み、女性に対するゲス性癖が暴露されても今なおダンマリを決め込んでいる坂本勇人に言及。
「巨人軍には失礼な子がいました。名前は言いません、坂本勇人。『何回も予約の電話しましたが、いつもいっぱいって言われました』と。絶対、してないです、あの人は」
ジョークとはいえ、いきなり目をつけられたキャプテン。大久保コーチは秋季練習で「300本連続ティー打撃」を若手野手に施し、グラウンドにへたり込ませている。11月の秋季キャンプ、そして来年の春季キャンプでは「1日3000本」のノルマを課すつもりだという。今季、成績も私生活も厳しい結果に終わった坂本も、「地獄のシゴキ」を受けることになるのか──。
(所ひで/ユーチューブライター)