さて、「新人女優」鷲見玲奈、宇垣美里の奮闘を、一段高みから見物するのは、ゲスト出演を含め9本のドラマ経験を持つ田中みな実である。が、これまで話題になるのは「ルパンの娘」(フジテレビ系)での密着素材ファッションや、「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)での好きな男への愛が暴走する狂気の演技など、「初っ切り」系が多かった。
「キャラクター系は台本次第で、自分が演じなくても話題になると、本人が冷静に分析しています。なので、正統派路線の役で勝負するのを望んでいるのです」(芸能記者)
そんな中、写真誌「FLASH」が、今冬公開予定の映画で初主演が決まり、撮影中だと報じている。その他にも、
「7月ドラマ『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)で、人気漫画家のチーフアシスタント役での出演が決定。秋ドラマのTBS日曜劇場『日本沈没─希望のひと─』にも、内定報道が出ています。基本的に単発のバラエティ番組の仕事は断り、ドラマや映画のためにスケジュールを空けているそうです」(芸能プロ関係者)
ついに初っ切りから脱した田中は、女優業でも売れっ子路線に乗ったことで、宇垣と鷲見に土をつける決め技を繰り出すことになるか。
「昨年12月に放送されたドラマ『ノースライト』(NHK)で、設計事務所の事務員という『普通の役』で違和感なく作品に溶け込んだ演技を見せて、その幅の広さに驚きました。フリーアナから女優に転身して成功した野際陽子と比較されることもありますが、英語もバリバリ話せるので、将来的にハリウッド進出も狙えるのではないでしょうか」(女子アナウオッチャー・丸山大次郎氏)
すでに美ボディは国際派クラスだけに、ハリウッド女優の仲間入りをする姿も見てみたいところだが。
これで三つ巴バトルが決着と思いきや、横から割って入ろうと名乗りを上げたのは、元フジの大島由香里だ。今年2月に発売したファースト写真集「モノローグ」(講談社)で熟美女の限界肌見せをさらけ出し、4刷のロングヒットを記録している。
そんな大島は最近になって、公の場で芝居に興味を持っていることを明かすと、4月下旬に放送された「THE突破ファイル」(日テレ系)で再現ドラマデビューを果たした。
「ドラマ関係者に会うたびに猛アピールをしていて、“マッパ以外ならなんでもやります!”や“胸揉み、ヒップ揉みOK”という意味の言葉が、定番の売り文句。ベッドシーンも辞さないスタンスなんです」(芸能記者)
バスト巴戦はこの後、四者のバトルにまで発展するのか。まずは「7月場所」でぶつかる田中と宇垣の演技をじっくり見守りたいところだ。