宇垣は毎週木曜に更新される「NET ViVi」でコラム連載を持っているが、20年8月20日のコラムにはこんな記述が。
〈プライドを捨て愛玩動物として生きればどれほど楽だったか、と思うこともあるだろう。でも、私は知っている。自分の稼いだお金で食べる寿司は何よりも美味しい。私はプライドが捨てられない、そんな無様で不器用で愚かな自分が好きなのだから、これからも進んで苦労をしよう〉
このコラムはネットニュースにもなり、賛否両論が巻き起こる。宇垣自身が〈自他ともに認める気位の高さ。「なめられるのが嫌い」と言ってはばからない傲岸さ〉と自認する通り、とにかくプライドが高く、局アナという会社員には向いていなかったようだ。
かつて共演したことのある芸人によれば、
「宇垣さんは基本的に勝ち気なので、異常なほどプライドが高い。下ネタは嫌がるし、気に入らないことを言われた相手には陰で『死ねばいいのに!』などと言う。口と性格はあまりよくないかもしれないけど、ポリシーが一貫しているので、清々しい面はありますね」
だがここにきて、口癖だった「死ねばいいのに!」も封印したという。背景に何があったのか。制作会社関係者が、激変する女子アナ界での立ち位置を解説する。
「この数年で人気のあるキー局女子アナが次々と独立しました。フジテレビの加藤綾子、テレビ朝日の小川彩佳や宇賀なつみ、TBSの田中みな実や吉田明世など、フリーの女子アナは群雄割拠の戦国時代を迎えています。30歳前後のキー局女子アナの年収は1000万円前後。局アナは会社員とはいえ、給料は年功序列で徐々に上がっていくわけではなく、毎年厳しい査定があり、かなりアップダウンが激しい。人気が出て視聴率の取れる時間帯の番組を持たせてもらえれば、給料はドンと上がりますが、それでも10年前と比べて2~3割減。局アナ時代の宇垣の人気を考えると、フリーになればCMなどのスポンサー契約料なども含め、1億、2億と稼げる可能性もある。その性格から、給料が上がる見込みのない会社に縛りつけられるよりも、稼げるうちに勝負したいと思ったのでしょう。そのための『キャラ変』ですね」
本来なら、局アナ時代から推定Gカップとも言われる爆弾ボディを武器に、みな実のようにセクシー写真集にチャレンジしてもらいたいものだが、あいにくの下ネタ嫌い。肌露出の多いグラビアで一肌脱ぐ可能性は低いという。
「ただ、彼女は太川陽介と蛭子能収が登場する『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)でマドンナとして登場したり、アニメやゲームが好きなオタク気質があることがフィーチャーされたり、セーラームーンや『人狼』などのコスプレがネットで話題になることもあった。特にアニメへの一家言がハンパなく、コスプレグラビアなら、露出の可能性は大いにあり得ますね」(テレビ誌編集者)
宇垣の逆襲がいよいよ始まるか、見ものである。