過去に「民度発言」で窮地に追い込まれたフリーアナの宇垣美里(30)が、多趣味を生かしたコラムで復活。映画コメンテーターの「ゲス失脚」も追い風になって、再浮上のチャンス到来だ。
映画関係者に激震を走らせたのは、5月14日発売の「FRIDAY」だった。映画コメンテーターとして第一線で活躍する有村昆(44)の不倫ラブホ密会が報じられ、テレビ1本、ラジオ4本のレギュラー番組を全て降板したのだ。
スキャンダルで空席になったポストに誰が就くのか。そこで注目度が上がっているのが、TBS出身の宇垣だという。
「読書、漫画、アニメ、音楽、美容コスメ、チョコレートなど多趣味で知られる彼女は、『週刊プレイボーイ』や『ViVi』など、複数の媒体で連載を持つコラムニストとして活躍中です。その中でも、『女子SPA!』で連載中の『宇垣美里の沼落ちシネマ』の映画評が、自分をさらけ出しながら、それでいてわかりやすく解説していて好評なんです」(芸能ライター)
4月24日に配信された回では──12歳女児という設定でSNSに登録すると、何が起きるのか検証したドキュメンタリー映画「SNS-少女たちの10日間-」(ハーク)を取り上げた。少女を性の対象にしか見ていない男たちに対し、〈胸糞悪い〉〈全然笑いごとじゃない〉〈くたばれ〉〈変態どもよ、震えて眠れ〉と宇垣節でぶった切っている。
「5月25日に放送されたラジオ番組『アフター6ジャンクション』でも、共演者からおすすめの映画について話を振られると、6月に公開される『逃げた女』(ミモザフィルムズ)をすぐに挙げて、スラスラと簡潔に見どころを答えていました」(芸能ライター)
宇垣といえば、フリー転身後の19年7月に出演した「ダウンタウンなう」(フジ系)で、古巣のTBSを指して「民度が知れるわ」と発言。性格の悪さを指摘する声もあって、テレビ露出は激減した。それが一転、「映画評論家」として着々と足場を固めると、有村の「ゲス失脚」と相まって、再浮上の好機が訪れているという。
「映画関連のイベントに呼ばれる機会が増え、今年1月末に映画ニュースを配信する『映画ナタリー』のオンラインイベントにゲスト出演したり、4月26日にはWOWOWで生中継された『第93回アカデミー賞授賞式』の案内役に大抜擢されました。授賞式のドレス姿も艶やかで、有村が持っていた映画関連の枠は宇垣で埋まるともっぱらです」(映画関係者)
これまで先輩の田中みな実(34)と比較されることも多かったが、独自路線で己の道を切り開いてほしい。