今年7月に発表された「2021上半期タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、本田翼が15社で総合ランキング初の単独1位に輝き、話題になった。
2位には12社で芦田愛菜が続いたが、芦田は同月に発表された「2021年上半期テレビCM 放送回数ランキング」(エム・データ調べ、東京キー局で放送)でも、浜辺美波(7962回) に続いて2位(7601回)。事実上、“CM女王”と言ってもいいほど引っ張りだこ状態となっている。
芦田は現在、17歳の現役女子高生。10年の「MOTHER」(日本テレビ系)、11年の「マルモのおきて」(フジテレビ系)でブレイクした子役出身の女優だが、過去には複数の“史上最年少記録”を更新している。
「11年3月、『さよならぼくたちのようちえん』(日本テレビ系)で日本のドラマ史上最年少初主演。その年の4月、『マルモのおきて』では、ゴールデン帯の連続ドラマ 史上最年少での主演。このドラマの主題歌『マル・マル・モリ・モリ!』では、11年の大みそかに開催された『第62回NHK紅白歌合戦』に史上最年少で出場。18年、NHK連続テレビ小説の『まんぷく』では、史上最年少で朝ドラのナレーションを務めています」(エンタメ誌ライター)
そんな芦田がすごいのは、子役で売れても人気が続かないケースが多い中、今も学業と仕事を両立させながら人気が上がっていること。
「一時期仕事をセーブして中学受験の準備をし、見事難関校である慶應義塾中等部に合格、現在に至っています。通常、子役で売れると親がその稼ぎを当てにして、仕事をさせまくるパターンが少なくないのですが、芦田の場合、そういう両親ではなかったようで、それが結果的に彼女のイメージアップにもつながりました。CMギャラは1本4000万円とも言われ、現在は13社に出演。となると単純計算 で5億円超となり、高校生でこの稼ぎは異例です」(前出・エンタメ誌ライター)
芦田は以前、テレビ番組で将来の夢は「病理医」だと明かしたこともある。「将来、医学部に合格すればさらにギャラはアップしますよ」(芸能関係者)というから、両立ができればさらに稼げる女優になる可能性は十分ある。
(鈴木十朗)