11月17日、元プロ野球選手の清原和博が、自身のYouTubeチャンネル「清ちゃんスポーツ」を更新。日本ハムの新庄剛志監督に物申した。
清原は動画冒頭、「僕ね、この間、優しいコメント出したじゃないですか」「会見を見る前だったんですよ。見た瞬間ね、ちょっとイラっとしました」と切り出した。
新庄監督が日本ハムの監督就任会見を開き、サングラスをかけ胸元がはだけたシャツの襟を立たせるド派手な衣装で登場し、ドヤ顔でポーズをとり世間をあっと言わせたのは11月14日のこと。それに先駆け6日に投稿した動画で清原は、新庄監督について「選手をポジティブにさせるという点では長けてると思う」「何しでかすかわからない男なんで、パ・リーグを盛り上げるためにプロ魂を期待している」などとエールを送っていたのだが、今回の動画ではそれが一転。
会見について「もうちょっとちゃんとしてくると思ったんですよ」「ああいうタレントみたいな感じじゃないですか。野球の監督になったら、ある程度ちゃんとしてくんのかな、(と思っていたら)それより(派手さが)増してたじゃないですか」とし、「絶対プロ野球のOBたちっていうのは口に出さないと思うんですけど、みんな嫌な気分になっているのは間違いないと思います」とバッサリ切り捨てたのだ。
これにネット上は、《お前が言うな》の批判が巻き起こり、瞬く間に大炎上。チャンネルのコメント欄は大荒れとなり、動画内容を伝えた一部メディアについては、ヤフーのコメント欄が“違反コメント数などが基準を超えた”として非表示になる事態となった。
「現役時代の自身のやんちゃぶりを考えればかなり思いきった発言から、《大丈夫?》と心配の声も上がっていましたね。ただ、動画では自身について『僕もピアス開けたりいろんな(髪の)カットしましたよ。でもプレーに自信を持っていたから』と持論を展開。2年連続Bクラスの5位に終わった日本ハムの監督として、ケジメはつけてほしいとの思いがあったのでしょう。何よりこれも訴えていましたが、新庄監督とは対照的にPL学園の後輩である中日の立浪和義新監督が『茶髪・長髪・ヒゲ禁止』を打ち出したことに批判めいた声も出ており、これに物申したいのが一番だったのでは」(スポーツライター)
後輩を思うがための新庄へのダメ出しだったのか。いずれにせよ、いまだに野球界への発言がこれだけの波紋を呼ぶことについては驚かされる。