スポーツ紙デスクが苦笑しながら言う。
「落合氏がM体質だというのは球界では知られた噂だったので、『あぁ、アレね・・・』と妙に納得してしまいました」
はたしてそれが真実なのかはそのデリヘル嬢に聞かなければわからないが、清原氏が落合氏を「変態ドM」であると、禁断の性癖までを白日の下にさらしたことで、
「公にコメントはしませんが、落合氏はメチャクチャ怒っています。『あの野郎、ブン殴ってやりたい!』と。清原氏は現役時代、『落合道場』に入門し、正座して落合氏の打撃理論を聞いていたほど。いわば師弟関係にありました。落合氏は『それなのにどういうことか』と大激怒しているのです。当然、落合氏周辺の人間も『これで清原氏との関係は断絶だ』と‥‥」(中日グループ関係者)
落合氏は中日監督時代、堀内政権下の巨人でくすぶっていた清原氏をトレードで引き取ろうとしたことがあったという。中日球団関係者が言う。
「交換要員も決まり、『中日・清原』誕生で合意寸前までいきました。土壇場で不成立になった理由は、チームリーダーだった立浪氏が落合氏に『清原を獲っていいか』と聞かれて『勘弁してください』と言ったから。PLの大先輩だから、やりにくいと思ったようです。あるいは、清原氏の引退後、中日のコーチとして迎え入れようとしたこともありました。二軍監督などで若い選手と泥にまみれて苦労する気があったら使ってやろうか、という気持ちが落合氏の中にはあったんです」
常に気にかける「親心」を持っていた落合氏にしてみれば、突然裏切られた気分になったことだろう。
そもそも清原氏がここまで落合氏への猛口撃を極めるのはなぜなのか。その理由は先の暴露インタビューの中にある。中日の新体制が落合GM、谷繁元信選手兼任監督(42)になったことに触れ、
〈これ、ふざけてるわ。監督は立浪がならんとアカンでしょ。立浪の存在っていうのは巨人で言うたら原さんや。なのに落合さんがずっと邪魔し続けてるんや〉
〈そういえば終身GMなんて報道もあったらしいな。一生、立浪を監督にさせない気かよ!〉
清原氏にとってPL学園の後輩である「ミスタードラゴンズ」立浪和義氏(44)は、09年の引退後、たびたび「次期中日監督候補」として名前があがってきた。高木体制終了が既定路線だった今回もまた、有力候補として浮上していたが、それをGMの落合氏が潰したと考えたようなのだ。