スポーツ

張本勲、あの“精密機械”投手も真ん中に投げるしかなかった「無双状態」時代

 張本勲氏と言えば、日本プロ野球初となる3000本安打を達成し、通算安打の日本記録保持者(3085本)でもある。また、日本プロ野球において唯一500本塁打300盗塁を達成、16度のシーズン打率3割は史上最多、9年連続打率3割は史上最長を記録している。

 主に広島カープで活躍した高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル「よしひこチャンネル」の12月21日投稿動画に、横浜ベイスターズで活躍した齋藤明雄氏が出演。新人王を獲った1977年のルーキーイヤー、その張本氏相手に胸元のブラッシングボールを投げるも、バッターボックスの張本氏は何喰わぬ顔で「小僧っ子」(と齋藤氏には口にしたように見えた)とバットを構え直し、次の球は痛打されたといった過去を振り返った。

 そこで高橋氏が次の張本氏の逸話として挙げたのは、金田正一氏、米田哲也氏に次ぐ日本プロ野球歴代3位、320勝投手の小山正明氏にまつわるものだった。「投げる精密機械」と称された小山氏だが、張本氏相手には投げるところがないと嘆いていたという。これに張本氏が真ん中の球を要求。小山氏は素直に投げてしまい、痛打を浴びたそうで、「そりゃ打たれるわな…」と高橋氏は語っていたが、当時の張本氏はそれだけ手がつけられない無双状態だったということだろう。

 情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)を年内で卒業することを発表している張本氏。コメンテーターとしてだけではなく、プロ野球選手としても気骨と才能に溢れた人物は、今後なかなかお目にかかれそうにない。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「反大谷翔平」の上原浩治に「直球質問」をぶつけたら返ってきた「絵文字」が…
2
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
3
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
4
「メジャー挑戦」佐々木朗希はドジャース入りでなく千賀滉大や前田健太のように孤軍奮闘せよ
5
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ