6月18日に開催される「AKB48第8回選抜総選挙」に向けて、有力メンバーの自己アピールがマスコミをにぎわせている。
そんななか、昨年の総選挙で女王復活を果たしたHKT48の指原莉乃は、連覇に向けて貫録の選挙戦を展開しているようだ。アイドル誌のライターは指原について、普通のアイドルなら失点になりかねない発言を笑いに変えていると指摘する。
「5月10日の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)では、中学生の頃のアンダーウェアを今でも使っていると告白したうえで、『男性と会う時は、ちゃんとしたもの着ますよ!』と爆弾発言。これが致命傷にならないのは指原ならではです。また5月12日の『HKT48のおでかけ!』(TBS系)では、少しも似ていない『ドラえもん』のモノマネを恥ずかしげもなく披露。それすら笑いにできるのですから下手な芸人では太刀打ちできないでしょうね」
そんな指原に対し、一部から「サービス精神がエスカレートしすぎて、ファンが離れかねない」との批判も出始めている。だが、前出のアイドル誌ライターはその批判は指原に限って言えば当たらないと断言する。
「もはや彼女の本業はアイドルではなく、著名テレビタレントに転身したも同然です。48グループ史において指原ほどの一般的知名度を得たメンバーはなく、この段階に来ると人気を支えるのはファンではなく一般視聴者になってきます。そんなマスの力を手に入れた彼女が選抜総選挙で連覇を果たすのは確実でしょうね」
指原のためにCD100枚を買うファンは少なくなったかもしれないが、1枚だけCDを買った子供たちが誰かに投票したいと考えた時、指原を選ぶ可能性はかなり高いだろう。何でも笑いに変えられる“指原無双”を見る機会は今後も少なくなさそうだ。
(金田麻有)