3大女優最後の1人は、毎回語りを担当する長澤まさみ(34)である。ナレーション担当女優がなぜ‥‥といぶかるのもわかるが、まずは木村氏の話を聞いていただきたい。
「長澤さんはノリのいい女優ですし、三谷さんとも『真田丸』(16年)でほぼオリジナルキャラのきり役を演じて信頼関係も深い。大河は1年をかけた長丁場の作品ですからある種、自由が利く部分もある。今後、何かの役で出演する可能性はあると思いますよ」
「声が小さくて、もっとハッキリ喋ってほしい」という要望もある長澤のナレーションだが、実はそこにも重要ポイントが潜んでいた。
「ヒソヒソとウイスパーボイスで語りかけてくるので、ぜひヘッドホンやイヤホンをつけて視聴してほしいですね。長澤の声による『ASMR』が堪能できますから」(平田氏)
「ASMR」とは、元の英単語を直訳すると「自律感覚絶頂反応」。主にヘッドホンを使用して聴覚的な刺激を受けることで、ゾクゾクしたり性的な興奮を得たりする体験のことだ。同様の身体反応は「ブレイン・オーガズム」とも呼ばれ、アダルトビデオ業界でも大流行している。
「長澤はアニメの声優をしたり、ミュージカルにも挑戦したりと『声』を扱う仕事も多く、万人が心地よく感じる美声の持ち主です。ひょっとして三谷幸喜もこの効果を狙って語りに抜擢したのかも、と思うほどですね」(平田氏)
最後に尾谷氏は、本作は幕府成立の動乱とその後の陰謀劇が大きなテーマであると同時に、源頼朝を中心とした男女の愛欲渦巻く、大河史に残るエロドラマだ、と熱弁を振るう。
「史実では頼朝には6人のオンナがいたと言われますが、八重と政子しか出てきていない現状ですら寝取り寝取られの嵐。今後もドロドロした昼ドラ真っ青の三角、四角関係が展開されるはずで、『NTR大河』と呼ぶにふさわしいですね。別の頼朝の妾として出演がアナウンスされた江口のりこ(41)もゴリゴリの官能系女優ですし、さらにヤリチン頼朝の残りの愛妾たちが出てくれば、『濡れ場』の可能性も一気に高まるのではないかと思います」
実はヌキ処マン載だった「鎌倉殿の13人」。今後1年間は、オカズには困らなかったり‥‥!?