現在、MLBのサンディエゴ・パドレスに籍を置くプロ野球選手・ダルビッシュ有は、日本人が誇るメジャーリーガーと言っていい。
2004年、ドラフト1巡目で北海道日本ハムファイターズに入団。キレのあるストレートのみならず全球種で三振が取れると言われ、その変化球を武器にNPB時代には、最優秀防御率2回(2009年、10年の2年連続は故・稲尾和久氏に次ぐパ・リーグ2位タイ)、最多奪三振3回などのタイトルに輝く活躍ぶりだった。
意外にもNPBでは最多勝に恵まれなかったが、MLB移籍後、2020年のシカゴ・カブス時代にアジア人では史上2人目、日本人では初となる最多勝を獲得している。
そんなダルビッシュとの思い出を08年のシーズン終了後に巨人から日本ハムに移籍した元プロ野球選手・林昌範氏が明かした。西武ライオンズ、巨人で活躍した元プロ野球選手・大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉の、1月9日付け投稿回に出演してのことだ。林氏は、こう振り返った。
「初回…2回ぐらいですかね、(試合で)投げた後にブルペンに来て、『ちょっと思いついたんスよ』とか言って、変化球を投げるんですよ。『行けるな、やっぱり。これちょっと使うから見ててくださいよ』みたいな感じで試合に戻るんですよ…」
それで実際に抑えてしまったのだと仰天エピソードを明かし、「別格でした本当に。こういうピッチャーっているんだって…」と、同じピッチャー出身としてダルビッシュに感心しきりの林氏。
試合中の閃きで変化球をモノにしてしまうとは…。ダルビッシュの仰天「別格エピソード」が拝聴できた。
(ユーチューブライター・所ひで)