スポーツ

槙原寛己と斎藤雅樹が“場外一騎打ち”本気で奪い合ったモノとは?

 1990年代、巨人の先発三本柱として活躍した、槙原寛己氏、斎藤雅樹氏、桑田真澄氏。

 槙原氏は、1994年5月18日に史上15人目、平成唯一となる完全試合達成者。斎藤氏の最多勝利5回はセ・リーグ最多記録。現・巨人の1軍投手チーフコーチの桑田氏は、最優秀防御率2回など数多くのタイトルに輝くなど、いずれ勝るとも劣らぬ猛者ばかりだ。

 そんな槙原氏と斎藤氏が、瞬発力の一騎打ちの勝負を行なったことがあったそうなのだが、槙原氏のYouTubeチャンネル「ミスターパーフェクト槙原」の1月24日付け投稿回を観ると、それは、ある年の巨人軍のファン感謝デーでのことだったようで…。

「MVPを獲ったら、(商品が)車って言うのがあったの。イス取りゲームだったの…」と槙原氏。軽快なBGMが鳴り止んだのを合図に、複数人でイスを取り合う「イス取りゲーム」だが、ファン感謝デーにおいては、ボールを取り合う内容だったようだ。

 そこで最後まで残ったのが、槙原、斎藤の両氏。抜群の瞬発力から、斎藤氏のMVPが大方の予想だったが、ちょうどこのタイミングで奥さんに車の購入を約束していたという槙原氏。「絶対に欲しくて、今までにない集中力が出て…」と、動画ではボールを救い上げるように奪い取る仕草を見せ、斎藤氏に勝利したことを嬉しそうに語っていた。

 果たして、完全試合とどちらが集中力を高めたのだろうか? 少々大人げない気もするが、ムードメーカーの槙原らしいエピソードである。

(ユーチューブライター・所ひで)

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