元メジャーリーガー、バリー・ボンズ氏と言えば、首位打者2回、本塁打王2回、打点王1回のタイトルに輝き、プロ通算762本塁打、ならびに四球2558回、敬遠688回は、MLB歴代最高を記録。歴代メジャーの名だたるピッチャーが最も恐れた名スラッガーと言えるだろう。
巨人で活躍した元プロ野球選手・槙原寛己氏のYouTubeチャンネル〈ミスターパーフェクト槙原〉に、阪神タイガースや北海道日本ハムファイターズなどで活躍した元プロ野球選手の新庄剛志氏が出演。新庄氏はMLBに渡り、2002年には、ボンズ氏と同じく、サンフランシスコ・ジャイアンツに籍を置いていたのだが、その新庄氏が、「カッケー(格好良い)!シビィー(渋い)!」と、雄たけびをあげて絶賛する、ボンズ氏のバッティング理論を明かした(10月2日付投稿回)。
かつて、どんなイメージで打席に立っているのかを新庄氏が質したところ、ボンズ氏は“球場の奥にもう1つ球場を作る”イメージを持つのだとか。
2個目の球場のスタンドに放り込むよう、ゆえにリラックスしなければスタンドに入らないのだと答えたそうで、それができれば、インコースの球に詰まっても、1個目の球場のスタンドに入る…と驚きの理論。
これに前述のように、新庄氏の雄たけびをあげたのであった。槙原氏も「言ってみたいね、それ!」と激しく同意したのであった。
他にも、長距離バッターのボンズ氏は、意外にもバットを短く持つのだそうで、それは長嶋茂雄氏、王貞治氏も同様であったことが、槙原氏から明かされた。
MLB、NPB問わず、球界のレジェンドは共通する見識を持っていたのだと改めて感心させられる貴重な解説動画と言えよう。
(ユーチューブライター・所ひで)