歌手の細川たかしが1月29日、フリーアナの徳光和夫がパーソナリティーを務める ラジオ番組「徳光和夫とくモリ!歌謡サタデー」(ニッポン放送)に出演。昨年大みそかの「第72回NHK 紅白歌合戦」について語った。
昨年の紅白は34.3%(第2部)と歴代最低視聴率を更新。細川は特別企画枠で6年ぶりに出演し、「望郷じょんから」と「北酒場」をメドレーで披露。「北酒場」では、司会の大泉洋とデュエットを展開し話題となった。
細川は紅白の出演オファーについて聞かれ、「大泉くんが司会をしたということもあって。彼は何回も一緒に仕事はしていたんですけど。彼も俺の『北酒場』が大好きだというのと、盛り上げてほしいということがあって」と説明。さらに今の紅白について、「紅白見ても演歌勢が少なかったこともあって。年配者が見なくなると視聴率も落ちてしまうし」とした上で、「落ちる落ちるって言っても34、35%あるわけですから、強烈なものあるんですけどね。でも、その中でなるべく演歌のほうもね。それをなくしてもらうとテレビ観た人もね…」と演歌が減る傾向への危惧を語り、加えて放送時間についても「時間が長すぎるよね。4時間なんぼって、観る方もしんどいしね。眠いよね。あれは長くしないほうが僕はいいと思いますよ、3時間半」と提言した。
「紅白は1989年の第40回から放送開始が19時~20時となっていますが、これは2部制を採用したことに始まります。それ以前の1953年(第2回)から88年までの一部制時代は、21時台スタートの2時間半から3時間でした。確かに最近は細川の言うように“長すぎる”との指摘もあることから、もとの一部制に戻す時がやって来るかもしれません」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、視聴者目線での紅白にしてもらいたいものだ。
(鈴木十朗)