藤は民謡歌手として地元・秋田を中心に活動していた1981年、20歳の時に2歳上の男性と結婚して長女が誕生している。この長女はすでに結婚、出産をし、藤には現在13歳になる孫娘もいる。しかし1人目の夫とは82年に離婚しており、その翌年には自ら命を絶っているという。
87年に歌手デビューした藤はその後、所属レコード会社のスタッフと一時期不貞関係に陥ったが、その男性も破局後、自ら命を絶つことに。レコード会社関係者が振り返る。
「相手男性はプロモーションを担当していたディレクターで、地方のキャンペーンなどを一緒に回るうちに深い関係になったといいます。周囲の忠告もあり、彼女のほうから別れ話を切り出したそうですが、男性は藤の自宅で自ら命を絶ったんです」
すでに「紅白」の常連となっていた03年には、舞台での共演をきっかけに8歳年下となる木村一八(52)との交際が発覚。2人は同棲するなど結婚も近いと目されていたが、1年ほどで破局してしまう。
以来、浮いた話は聞こえてこなかったが、17年3月に24歳年下のA氏との再婚を突如として発表し、世間を驚かせた。
「声の不調に悩んでいた藤が治療院に通ったところ、そこで働いていた30代前半ながら腕のあるA氏に惚れ込んだそうです。交際に発展して、ほどなくゴールインしました」(芸能事務所関係者)
とはいえ、2人の結婚については年齢差や、女性演歌歌手は結婚するとファン離れが強くなることもあり、芸能界に大きな影響力を持つ重鎮をはじめ、周囲からは反対の声も多かった。
そして20年9月にはA氏が鍼灸師の仕事を離れ、藤の個人事務所代表取締役に就任。独立騒動が取り沙汰されることになる。
「結婚後は夫の仕事がうまくいかず、一家を支えることになった藤は負担を背負うことになったようです。夫から言われるがままギャラのことで不満を漏らすようになり、独立騒動へと発展しました。もっとも、所属事務所は長くメインステージでやってきた藤をかなり厚遇していて、扱いは郷ひろみと並ぶトップクラス。十分な給料が保証されていた上、イレギュラーの仕事が入ればその分が上乗せされてきたようです。だからこそ事務所サイドも一時期は造反に怒っていたようですが、今は丸く収まったと聞いています」(芸能事務所関係者)