女性お笑いコンビ「Aマッソ」(加納、村上)が、4月17日放送の「マルコポロリ!」(関西テレビ)に出演。過去に受けた“性ハラスメント”を明かす一幕があった。
2人は当初、松竹芸能に所属して芸人としてスタート。“第2のオセロ”として期待されたが、当時、とがっていた加納が態度の悪さを注意され、2年ぐらいで退所したという。フリーでの活動を経て、現在はワタナベエンターテインメントに所属している。
番組では松竹時代について、加納が「トークしてこい」とオーディションに行かされたときの出来事を回想。
加納はそのオーディションで普通に面白エピソードを話せばいいと思っていたが、「『体のどこが自信ありますか?』みたいなやつやったんですよ。『はぁ? ヤバっ』ってなって、キレて帰ったんです」と振り返り、それが松竹退所のきっかけだと明かした。
これに番組MCの東野幸治は「でも、今の時代じゃなくてちょっと前の時代やから『女芸人は愛想よくしとけばええやん』とかって言う人おるやん」と指摘。
加納は「多かったですね。潮目が変わる最後の時代な感じはしましたね」とした上で、リハーサルでバストを揉まれたりすることも「全然ありました」と告白。
さらに東野が「揉まれるの?」と聞きなおすと、手触りだけで物を当てるゲームのリハーサルで、共演する芸人に「目隠しされてる状態で普通に揉まれたりとか」と説明。出演者らを驚かせていた。
「近年のお笑い界は、容姿いじりや頭を叩くことがNGになってきましたが、昔は性ハラスメントも多かったのでしょう。思い起こせば『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)で篠原涼子が浜田雅功に胸を揉まれたことは有名ですし、さまぁ~ずの三村マサカズが『さまぁ~ずのご自慢列島ジマング』(同)でグラドルの胸を揉んで物議を醸したこともありました」(芸能ライター)
このところ映画界の“性加害”が問題化しているだけに、業界にこうした雰囲気が残っているのか気になるところだ。
(鈴木十朗)