週刊アサヒ芸能3月6日号にて、競馬ファンには興味を持っていただけたはずの「2013年度JRAワースト騎手 勝手に表彰式」という、じつに勝手な企画が(笑)。勝手と言いながらもデータはしっかり集計されたものなので騎手たちに反論の余地はあまりないが、それでもワーストに選ばれた騎手たちは、いい気分はしなかっただろう。
とはいえ、中にはやはり「馬券を買ってるファンをナメるなよ!」と言いたくなる賞もあったりする。新潟などのローカルではトップクラスの騎乗数を誇る村田一誠騎手(35)の頭上に輝いた「1番人気すっ飛ばし率キング」がその最たる例。なんと村田騎手、昨年は1番人気に10回騎乗し、その全てを馬券圏外(4着以下)にすっ飛ばしているのだ。さすがにこれには驚いた。そんな騎手、なかなかいないだろう。
「彼は美浦で調教に乗り、週末はどこにでも参戦するスタイル。それだけに転戦先の馬場傾向が読めないまま、位置やコース取りを見誤りまくる」
と、美浦トレセン関係者は語るが、じつは、そのまた裏の理由があった──。
「このふがいなさに誰よりもヤキモキしてるのが、村田の奥さんだろうね。奥方が『騎乗数を増やすよりも、勝てる馬に乗ってしっかりと稼いでね』と、まさに鞭でケツを叩くタイプなんですよ。彼はその指示にホイホイ従い、有力馬のスケジュールを中心に開催場を転戦することで有名なんだよね。おかげでローカルで人気馬にはありつけるけど、結果は‥‥」(前出・関係者)
まさに踏んだり蹴ったりの村田騎手。とはいえ、初夏のローカル開催あたりではまた中心騎手として騎乗数が見込めそう。それだけに、奥さまが怖いのはよ~くわかるが、馬券を買うファンとの“キズナ”ももう少し大切に!