コーチによる部員への暴行問題に揺れている熊本・秀岳館高サッカー部の段原一詞監督が4月25日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)に出演し、「コーチの力も必要」などと涙ながらに謝罪。ネット上で物議を醸している。
番組MCの加藤浩次から騒動について質問を受けた段原監督は声を詰まらせながら、次のように弁明。
「誤解を招くかもしれないので。全て子どもたちの自主性に任せているとはいえ、全て僕に責任がある。申し訳ありません。このことに対する責任はわれわれ、大人にあります。子どもたちはこの騒動の中、未来に向けてもう一歩を踏み出そうとしています。私が責められるのは全然大丈夫です。ただ、子どもたちが進むためにはコーチの力も必要なんです」
スポーツ紙記者が言う。
「そんな中、件の動画を撮影した部員を名指しし『加害者』とした上で『完全な被害者はたぶん俺だけ』『俺が仲間の弁護士たちに言って訴えたらどうするか』などと、脅迫まがいの言葉を発する男性の音声が、4月25日午前にツイートされたんです。熊本日日新聞によれば、学校側は音声について『断定はできないが、たぶん監督の声だろう』と説明しているとのこと」
これを受け、ネット上では「監督が番組で見せたあの涙は一体何だったんだ?」「おいおい、加藤どうするんだよこれ。もう一回監督呼んできてこの音声聞かせろよ」「音声が本当に監督だとしたら、全然反省してなくて笑う。昔からずっとこんなこと繰り返してきたんだろうな」などと大ブーイングが巻き起こったのだ。
現在、ネット上にはコーチが日常的に生徒に暴行をふるっていたという証言が相次いで寄せられている。視聴者を「スッキリ」させるためにも、加藤は今一度、監督に話を聞くべきではないだろうか。
(ケン高田)