極楽とんぼの加藤浩次が、4月23日深夜放送の「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)に出演。「ある方法」で運が上向いたエピソードを明かした。
番組中、アイドルグループ「=LOVE」の大谷映美里が最近、プライベートではベッドではなくビーズソファの「ヨギボー」で寝ていると告白。その理由を、動画を見たまま寝られるからだと語った。
それを受けて加藤は「俺も20代の時、もっとひどかった。ベッドの前にテレビあって、そこから動かない」「朝寝て昼起きるのか、夕方起きるかみたいな生活してたから」と回想。服が部屋に散乱し、その中から洗濯したものを選んで着ていくような生活だったことを明かした。
しかし、そんな自堕落な毎日を送る中、突如として心境に変化が生じたという。
「カーテンいつも閉めっぱなしだったんだけど、ある日、カーテンの隙間からすごい光が入ってたの。あれ、天気いいぞと思って、カーテン開けてみた。そしたらすごい明るかったの。世の中ってこんなに明るくて、こんなに前向きな気持ちになれるというか、希望というか…」
そう思った加藤は「シーツや布団カバーも全部取って洗濯して、汚れてる服は全部ビニールに入れてコインランドリーに行って、 散乱しているビデオ、本、煙草の吸殻を全部きれいにしたの」と、約1年ぶりに掃除をしたという。
加藤はさらに当時を振り返り、「そこからさ。全然変わったの。人に対する考え方が」とした上で「今までずっと人のこと斜めから見てたの。『なんだあいつ』『めんどくせえなあ』とか、そういう感情だったの。それが『ありがとう』とか(考えるようになった)。窓を開けてるから風がバーッて来るし、『地球ってすげえじゃん、人ってそんなに悪くねえじゃん』って」。
それが24~26歳ぐらいのことだったそうだ。スピードワゴン小沢一敬からは「そしたら、その日から仕事も順調になるんじゃないですか」と聞かれた加藤は「その通りです。この話、俺初めてするんだけど、恥ずかしいからしてなかったんだけど、本当なの」と強調していた。
芸能ライターはこの話にうなずきながら、
「ビートたけし、タモリ、松岡昌宏など芸能界の成功者の中には、トイレ掃除を実践している人が多いことが知られています。かつては『狂犬』と言われていた加藤も、それと似たような経験をしていたとは意外でした」
連休中にちょっと掃除をしたくなる「運気アップ」エピソードである。
(鈴木十朗)