極楽とんぼの加藤浩次が、6月4日放送の「アッパレやってまーす!」(MBSラジオ)で、1日に芸能界引退を発表した元AKB48で女優の渡辺麻友との共演秘話を明かした。
番組冒頭、加藤は「いやあ、今週さ、まゆゆが引退したね」と切り出し、かつて「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)で共演していたことに触れた。
「『極楽まゆゆ』って、まゆゆとオレでケンカっていうパターンがあったわけ。『爆烈お父さん』でまゆゆを回して、まゆゆの顔を蹴った時はフジテレビに1万件くらいオレの殺害予告きたって。そのあとから因縁みたいな形で、コントでまゆゆとケンカするみたいなのやってたんだけど」と述懐。
続けて「ああいうのってあんまりリハとかやらないのね。想定台本みたいのがあって、現場でパッパッパッて合わせてっていう。でも、まゆゆの場合、しっかりやりたいと。1週間前にフジテレビのリハ室とって、今だから言うけどさ、2人でリハやってたの。想定台本を全部覚えてきてんの。びっくりしたよ。一生懸命何回もやってさ。こんな子いるんだって思った記憶があるの」と当時の裏話を披露した。
渡辺のマジメさがよくわかるエピソードだが、「オレが思うのはさ、やっぱり適当なほうがこの世界生き残るんだよ。今の時代いろいろ言われたりするじゃない。そういうのを深刻にとらえてしまう方も多いと思うんだけど、そこまで思わずにやったほうがいいのかなって」と、自虐をまじえた口ぶりで、複雑な心境を吐露。そして「あんないい子いないと思ったもん。オレ、意外にファンだったのかな」と笑った加藤。彼女の引退には感慨深いものがあったようだ。
(鈴木十朗)