20代を代表する女優の吉岡里帆と有村架純が三十路目前で「究極の軟乳戦略」を打ち出し、新境地を開拓している。若手時代から注目を浴びた「たわわ乳」を進化させた吉岡に対し、極秘トレーニングでコツコツと「育乳」を続けてきた有村。これまで共演経験のない2人による門外不出の乳(New)バトルの幕が開く!
金髪姿に目力の強いアイメイク、ボンデージ風の衣装から推定Fカップのバストをはち切れんばかりに露わにし‥‥。公開前に今まで見たことがない吉岡里帆(29)のビジュアルが解禁され、話題になった映画「ホリック xxxHOLiC」(松竹/アスミック・エース)が4月末に封切りされた。映画ライターが作品を解説する。
「創作集団『CLAMP』の人気漫画を実写化したもので、人の心の闇に寄り憑く“アヤカシ”が視える高校生・四月一日君尋(わたぬききみひろ・神木隆之介)が、どんな願いも対価と引き換えにかなえる不思議な店の女主人・侑子(柴咲コウ)のもとで働き、大事件に巻き込まれるダークファンタジー。吉岡は四月一日と対決する女郎蜘蛛役を演じています」
アニメ「名探偵コナン」や「クレヨンしんちゃん」といった人気作品が並ぶGWの映画戦線で、初登場5位と大健闘。公開前の期待以上に観客を「総勃ち」させたのには計り知れない吉岡のエロス貢献があったと評されている。
「え~、それじゃあ興奮できない」
「美味しくなったら食べてあげる」
劇中、ドSな言葉責めはもちろんのこと、体のラインを極端に強調したボンデージ風の衣装が数パターン用意され、軟乳がグリッと押し潰されたパツンパツンの胸元からは純白の柔肌がムニュッと盛り上がる。その光景を見ただけでもエロさがにじみ出てくるほど。まさに見どころ満載なのだ。
「アクションシーンのたびにスライム乳がこぼれ落ちそうになり、ドキドキの連続。四月一日を誘惑する場面では、首筋からアゴにかけて吉岡が長い舌をツーッと這わせたり、仰向けになっている四月一日にまたがってグイッとお尻を突き出し、妖艶な悪女ぶりが板についていましたね」(映画ライター)
今作でメガホンを取った蜷川実花監督は、セクシー所作指導としてポールダンサーを演出に招き、指先の動かし方や首の角度まで、フェロモンを出す仕草を徹底的に叩き込んだという。
「映画界で『脱がし屋』の異名を持つ蜷川監督のじきじきの指名とあって、吉岡は衣装合わせの時点で露出度高めでもOKと意気込んでいたそうです。吉岡史上最大エロスの作品に本人も手応えを感じ、撮影後もポールダンサーに教わった、肩を開いて胸を張り、デコルテを意識してしっかり見せる色気アップ法を実践。入浴後に鎖骨まわりをほぐし、デコルテケアを入念にしていることも明かしています」(芸能記者)
まさに三十路を前に一気に大輪を咲かせる活躍ぶりだが、その裏で戦略の方向転換が行われていた。芸能ライターの尾谷幸憲氏が「迷走期」を振り返る。
「若手時代にグラビア活動をしていた頃は、面積が小さく胸を押し潰すようなビキニを着用していたので、ぶるんぶるん揺れる軟乳ぶりが存分に伝わってきました。しかし、女優業が主戦場になると、グラビアで脱いだ反動なのか、隠す方向に行きがちで、19年公開の映画『パラレルワールド・ラブストーリー』(松竹)で対面座位濡れ場を演じても、バストの露出はなし。宝の持ち腐れは否めませんでした」
ドラマでも、初主演を飾った「きみが心に棲みついた」(18年/TBS系)で、ブラジャー姿でランウェイを歩くシーンはあったが、これまで濃密な濡れ場は皆無。ドラマでの吉岡の「特徴」について、芸能評論家の織田祐二氏が説明する。
「18年放送の主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(フジテレビ系)で、街なかを疾走する場面がありました。吉岡は腕を大きく振るので人一倍バストが飛び跳ねるように弾み、『ゆさゆさダッシュ』は見もの。それもあって他の出演作でもやたら走らされることが多く、疾走激揺れは定番にになっています」
とはいえ、「乳揺れ女王枠」は綾瀬はるか(37)や土屋太鳳(27)とライバルがひしめく激戦区。
それを敏感に察知してか、20年発売の写真集「里帆採取」(集英社)で大きな変化が起きた。グラビア時代を彷彿させるビキニショットなど、封印を解くように、全144ページ中、49ページで惜しげもなく巨乳を強調したのだ。
「30歳という年齢は、女優にとってターニングポイント。きれいな主人公が恋愛をする役だけでは通用しなくなります。吉岡は映像作品で露出度が低いことに気づき、『ホリック』に挑戦したのではないでしょうか。同年代の女優にはなかなかできないドS変態キャラの新しい扉を開いたので、とことん極めてほしい」(尾谷氏)
自分の武器を最大限に生かした「軟乳戦略」に切り替えたことで、役の幅は広がり、吉岡時代の幕が開けるのか。その試金石と言える作品なのだ。