ゴルフや野球で飛距離を伸ばすには、体の深部にある小さな筋肉「インナーマッスル」の活用が有効だという。元巨人の江川卓氏が自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で明かした理論が実に面白いのだ(5月25日)。
体の外側の筋肉「アウターマッスル」は、使っていると信号が速やかに脳に届くそうだが、江川氏の解説は次のようなものだった。
「外の筋肉を使ってボールは飛びません。中の非常に弱い筋肉を使うことによって、実はボールは飛ぶので。飛ぶ時に、脳に対して『力が入っている』って指令はいきません。自分の脳に力があんまり入ってないように感じる時の方が飛びます」
さらに「体を回転させてボールを飛ばす」は誤った解釈のようで、
「体のねじりをもってバットにボールが当たると、体のバネ…中の筋肉と外の筋肉のねじれが解消された時に反発力となって、ボールが飛んでいく」
これをジャンボ尾崎氏に説いたところ、「お前よくわかるね。なかなかそういう解釈をする人はいない。ねじれと言ったのは、お前が初めてだ」と褒められたのだとか。
現役時代には打撃にも自信を持っていた江川氏。投げるだけでなく、打つことも研究していたようで「すごいな、この人」とシンプルに感心するコメントも見受けられた。
江川理論を習得し、ゴルフの打ちっ放しや、バッティングセンターに足を運んでみてはどうだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)