日本は一体いつまでマスクを強要するつもりなのか。
フランスなどヨーロッパでは日常生活でマスクをしなくなった国があるのに対し、岸田文雄総理はいまだ「マスクせよ」のアナウンスを発し、日本医師会も同様に「終息を確認するまでは外せない」と危機感を煽る。
「少なくとも7月の参院選で与党が勝利という結果を出すまでは、マスク必須を呼び掛ける。外してもかまわないなどと言って少しでもコロナがぶり返せば、参院選に影響しますからね」
こう話すのは、与党議員秘書である。
「さりとて、参院選で与党が圧勝したとしても、しばらくはマスクが必要との立場から様子見でしょう」
テレビのワイドショーやニュース番組には感染症の専門医が登場し、いまだに「まだまだ警戒が必要。次の波が来るかもしれないので、マスクは必須」と見解を述べている。
「そうした、いわゆるテレビ番組御用学者にしか出演依頼がなされないので、マスク必須派の警告がタレ流されるのは当然のことですよ」(テレビ制作関係者)
暑苦しい季節がやってきてもマスクをして屋外を歩き、ジョギングする際もマスクを着けたまま。熱中症対策として、条件付きで外してもいいと政府が申し訳程度にアナウンスしたところで、
「日本人の同調圧力に従う気質の前では、大した効果はありません」
こう話すのは、感染症に詳しい医療ジャーナリストである。
「日本では毎年約10万人が肺炎で亡くなっています。その大半は高齢者で、風邪をこじらせて、というケースが多い。コロナで亡くなった人数とは比べものにならないほど多いにもかかわらず、風邪の人がいても、周囲の人にまでマスクを強要したりしませんよね。インフルエンザの場合も同じです。しかし、ことコロナに関しては、異常なほどマスクにこだわり続けている。マスクを着用するかどうかは、もう個人が判断する段階にきていると思います。このままでは、未来永劫マスクを外さない異常な国民性を醸成してしまう…」
欧米が日本のマスク執着を理解できないのも当然だろう。