お笑いコンビ「ずん」のボケ担当は飯尾和樹。「ZIP!」(日本テレビ系)の「水曜パーソナリティー、「VS魂グラデーション」(フジテレビ系)など、この春からのレギュラー番組が着々と増加している。極めて地味なキャラクターながら、気付けばブレイクしていた。そんな飯尾の人柄を語ったのは、タレントの関根勤である(YouTube〈関根勤チャンネル〉5月11日投稿回)。
現在の相方・やすと「ずん」を結成する前は、村山ひとしと「La.おかき」を組んでいた。しかし、村山から解散の申し入れが。コンビは村山の人気でもっていただけに、飯尾は苦しい立場に追いやられた。
関根が座長を務める「カンコンキンシアター」に、コンビ解散後もレギュラー出演していた飯尾だが、次第にセリフの数は減っていく。
「来てもらっても、稽古だけして本番出られないんじゃ可哀想だから、飯尾君には卒業してもらおうか」
そんな関根の発言に「え、飯尾に会えないの?」「飯尾がいなかったら寂しいよ」「飯尾いてほしいよ」と仲間たちが反応。結果、レギュラーとして残ることになったのである。
また、小堺一機、お笑いコンビ「キャイ~ン」からは、番組や舞台を通して、ウケるまでボケるようしごかれ、そこから生まれたのがあの独特のギャグだった。
「天野君と小堺君のお陰じゃないかな。先輩と友達に恵まれた」
と関根は言う。
そんな運を引き寄せたのも、飯尾の人徳かもしれない。
(所ひで/ユーチューブライター)