37歳の綾瀬はるかは今もカラダを張り続ける。6月10日公開の新作映画では全編「ムチムチ競泳水着」のオンパレード。果てはCMでもたわわなGバストを惜しげもなく披露する。主演を務める月9ドラマの低視聴率を吹き飛ばす怒濤の色香攻勢の秘密に迫った。
暗がりのプールの中でまっすぐと立ち、右手を天井に突き上げ、
「前にも後ろにも行けないなら、上に進むしかないでしょ!」
綾瀬はるか(37)が力強い言葉で生徒の気持ちを奮い立たせるのは、6月10日公開の映画「はい、泳げません」(東京テアトル/リトルモア)の一場面である。
ノンフィクション作家・高橋秀実氏の同名エッセイを原作に、渡辺謙作監督がオリジナル脚本を書き下ろしたものだ。綾瀬は13年放送のNHK大河ドラマ「八重の桜」で夫婦役で共演して以来、9年ぶりに長谷川博己(45)と共演。そのストーリーについて映画ライターが解説する。
「長谷川扮するカナヅチで顔に水をつけることができない哲学者の小鳥遊雄司が、綾瀬演じる水泳コーチの薄原静香になかば強引に水泳教室への入会を勧められ、泳ぎ方を学びながら過去の喪失と向き合う、希望と再生を描いた人間ドラマです」
何と言っても注目は、綾瀬の競泳水着姿だろう。04年放送のドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS系)で、高校生役の綾瀬が無人島でスクール水着に着替え、初々しいボディを晒してから時を経て18年。すっかり大人の成熟ボディに様変わりしていた。試写会で一足先に鑑賞した映画評論家の秋本鉄次氏はこう評する。
「出演シーンは水泳教室がメインで、基本的に競泳水着を着用しています。締めつけがキツいはずなのに、水着の奥に潜む弾力バツグンのたわわな膨らみは存在感を発揮。激しい揺れや谷間の露出場面はありませんが、セクシーなカッコよさが伝わってきます」
予告動画や宣伝カットを確認しても、バストのボリュームは、推定Gカップ級。それだけでも映画館に足を運ぶ価値は十分だが、秋本氏は「アラフォー綾瀬ボディの魅力はここにアリ!」と力説する。
「熟女の域に差し掛かったヒップラインは美しく、若い時のようなピチピチさとは違い、肉感的でムチムチとしていながら、水泳選手のように引き締まってもいるんです。カメラアングルも秀逸で、泳いでいるシーンや指導しているシーンなど、手を変え品を変えて美尻を撮影。水面に浮かぶ綾瀬の姿を見ているだけで幸せな気持ちになれるし、映画の魅力を引き出したヒロインの力は大きい。高い演技力と艶っぽいボディパーツを持つ綾瀬が演じてこそ、成立した作品です」
水泳コーチの役作りのため、1カ月前から週2でクロールの泳ぎ方を学び、撮影中もコーチが付きっきりで指導し、バストアップの効果もテキメンだった。居残りでバタフライなど別の種目の練習も行っていたという。さらに、現場では綾瀬のギャップにメロメロになる男性スタッフが続出していた。
「鬼コーチ役なので小鳥遊に向かって、『子供みたいなこと言わない!』といったドS発言を連発。それでいて、トラウマに怯えて泣いている小鳥遊を水中で優しくハグするなど、飴とムチが絶妙でした。休憩中も共演者やスタッフと距離感を縮めるのがうまく、年上でも関係なく、タメ口で話し掛けられただけで皆さん、ファンになっちゃうんです」(映画関係者)
観客動員100万人突破で、好調をキープする映画「シン・ウルトラマン」(東宝)に、「37歳の競泳水着」がどこまで立ち向かえるか。