若手時代にグラビア活動をしていた綾瀬だが、本格的に女優として頭角を現すと、鳴りを潜めるかのように、美ボディを封印する。が、四十路を前に、「Gバスト攻勢」へと打って出ていた。
20年に刊行されたフォトブック「ハルカノイセカイ02」(講談社)のハワイ編で、セパレートの水着ショットから柔らかなバストを披露。翌21年にはユニクロのアンバサダーを務め、「ブラトップ」のCMに出演し、ボディラインを露わにしたのはまだ記憶に新しいところ。「戦略」の変化について、ワイドショーの芸能デスクはこう明かす。
「16年のNHKドラマ『精霊の守り人』でアクションに挑戦するため、腹筋30回5セット、腕立て200回など自重トレーニングで鍛え、動ける体に仕上げました。17年のドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)でも、格闘武術のカリ・シラットを取り入れたアクションシーンのため、胸筋、臀部、足、背中、二の腕を強化していたんです」
一時はムキムキになりすぎて、ドレスが似合わない筋肉質なボディになるほどだったという。それもあって、最近は無理のない範囲でバストやお尻が垂れない筋トレに励んでいる。4月末に発売された「女性自身」のインタビューで、
〈いま、私史上最高に股関節を柔らかくしようと、毎日ストレッチに励んでいます〉
と、発言。その成果はいち早くユニクロの「エアリズム」の新CMで表れる。5月16日に放送は始まり、テニス選手の錦織圭(32)らとゴルフコースを回る中、メイキング映像にこんな思わず目が釘づけになるビンビン場面が映っていた。
「グリーン上でパターを打ったボールがゆっくりカップに向かう場面で、上半身はポロシャツ、下半身はショートパンツの下にタイツを穿いた綾瀬が、突然しゃがみ込み、M字開脚を見せつけながら、『イケー』と叫んだんです。“M字の元祖”インリン・オブ・ジョイトイさながらの大胆なご開帳ぶりに、ボールの行方はどうでもよかった(笑)」(芸能ライター)
30代で肉体改造に成功したことで、露出増につながったようだが、古参の芸能プロ関係者は別の理由を述べる。
「所属事務所の上層部から、年齢を重ねても作品に必要とあれば、水着グラビアなどのボディを強調した役を演じられるよう叩き込まれているんです。それもあって、トップ女優になった今も初心忘れるべからずの教えを忠実に守っていると聞きました」
世の女優たちがブレイクした途端に肌露出を封印する中、アラフォーになって、ますますオヤジ人気が高まるのも至極当然なのである。