ブログやツイッター、インスタグラムなどのSNSを通じて情報を発信しているタレントは少なくない。だが、そのほとんどが自身の番組出演情報や作品の告知、プライベートショットにとどまっている。アメリカでは俳優が政治や社会問題について発言することも珍しくないが、日本ではまれだ。
唯一と言っていいのは、歌手のASKA。ASKAは新型コロナウイルスやワクチン、ウクライナ問題やアメリカ大統領選挙、挙げ句はハッカーまで、多岐にわたって情報を発信し、問題をぶった斬っている。
そんな中、いつもの高尚でおカタい話題とは打って変わり、庶民にも有益な情報を6月19日のブログで公開した。ASKAが明かしたのはなんと、トム・クルーズ主演の映画「トップガン マーヴェリック」に関する情報だったのだ。
この作品を鑑賞したASKAは、ある疑問を抱いたという。映画ライターが解説する。
「疑問を持ったのは、ペニー・ベンジャミンという女性について。ASKAさんは映画を観て、ペニーが誰なのかと思ったそうです。おそらくほとんどの人が、ASKAさんと同様に感じたことでしょう。ペニーは初登場シーンで、トム・クルーズ演じるピートと元恋人だったことを匂わせます。そのため『この女性、前作に登場したっけ。まさか前作の教官か』と思ってしまう。ASKAさんもそう誤解してしまったとか」
結局、ASKAは答えを出せずに映画を観終え、あとでネット検索してみたという。その結果、
「前作では描かれていませんでしたが、マーヴェリックはそのペニーとも恋愛関係だった設定です。このような設定を背景に、ご覧になってください」
と助言しているのだ。音楽関係者はこれに頷きながら、
「疑問を持ったまま観終えるのはもったいない、との考えからで、これはASKAが発してきた情報の中で最も有益だとの声も。今後はこうして、もっと庶民にもわかりやすい投稿をしてほしいですね」
はたしてASKAの情報発信は今後、変化を見せるのか。